全社協 プレスリリース第39号

ボランティア数の推移について


 ボランティアの活動者数は、5月3日の11,500人をピークに減ってきており、直近の土曜日である6月11日は6,800人にとどまっています。
 ゴールデンウイーク以降、土日に数が増え(とくに土曜日)というパターンが定着しています。ゴールデンウイーク直後の5月14日(土)は7,900人でしたが、以後、6,700人、5月21日、6,700人、5月28日、6,400人と減り続けてきているものの、ゴールデンウイーク前の数値はかろうじて上回る結果となっています。6月11日に6,800人とわずかながら、ここ前3回の数値を上回りました。
 なお、天候によって、活動者数に変化があることに考慮する必要があります。

 

 

ボランティア活動数(概数)推移 ※クリックで拡大します。
ボランティア活動数(概数)推移 ※クリックで拡大します。

 

 

 ボランティアニーズは、一部地域を除いて、まだ減少しておらず、現地は、より多くのボランティアの方々の参加を求めています。
 土日にボランティア数の山が来るパターンは、実際にボランティア側の希望が多いのに合わせて、土日にニーズを集約し、さらにそのため、土日を中心にボランティアバスを準備する等の取り組みを行っていることが、その要因になっていると考えられます。
 ボランティアバスは、新幹線駅や主要都市からのバスを現地が準備するだけでなく、県外の各種団体がバスを準備し各県で参加募集をするもの、さらに旅行会社が募集するものと、さまざまなかたちがあります。
 最近出てきた、ボランティア活動と東北地方の観光をセットした旅行会社によるツアーも、被災地復興につながるものとして、現地では歓迎しています。

 

 なお、本プレスリリースでも常にお伝えしていることですが、この数値は、災害ボランティアセンターを経由して活動された方の数ですので、この他にも、NPO等の活動に多くの方が参加されているものと考えられます。したがって、ボランティアの参加数の変化を見るための参考値ととらえてください。