HOME > ニュース > 『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』リポート(後編) 新モード“SURVIVE” をプレイ!【E3 2011】

『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』リポート(後編) 新モード“SURVIVE” をプレイ!【E3 2011】

ゲーム プレイステーション3 Xbox 360 海外ニュース インプレッション
2011年6月7日〜9日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催中の世界最大のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2011。ファミ通ドットコムの現地取材班は、アクティビジョンが開催したクローズドの『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』に潜入。クリエイターの粋な計らいで新モードをプレイすることができた。その内容をお伝えする。

●仲間とともに生き残りを懸けて戦う“SURVIVE”

 まずはSURVIVEのルールを解説しよう。SURVIVEは、複数のプレイヤーどうしが一丸となって協力し、襲い来る敵の波状攻撃を凌いでいくモード。『ブラックオプス』をプレイしたことがある人には、“ゾンビモードの『モダン・ウォーフェア』版”と説明したほうがわかりやすいだろうか。敵の襲撃は、WAVEごとに行われ、敵を全滅させればWAVEをクリアー。つぎのWAVEに進むことになる。WAVEとWAVEのあいだには準備時間が用意されている。このとき、敵を倒すことで得られるポイントと引き換えにさまざまな武器や装備品などを入手可能。もちろん、強力なアイテムほどより多くのポイントが必要となる仕組みだ。おもしろいのが、本作では装備品のほかにキルストリークも購入できる点。キルストリークとは、オンライン対戦で敵を連続して倒すと使用可能となる強力な攻撃のことだ『モダン・ウォーフェア2』では攻撃ヘリを呼んだり、衛星ミサイルでピンポイント爆撃ができたが、おそらく本作でもそれらの攻撃が使えるはずだ。キルストリークは一度しか使えないので、ここぞというタイミングで使用するのがクリアーの秘訣となるだろう。
 さて、SURVIVEの基本的なルールを確認したので、さっそくプレイ開始といこう。今回はふたりのプレイヤーで廃屋のあるステージにチャレンジ。まずは最初のWAVEということで余裕ぶっていたものの、敵の攻勢は思った以上が激しく、苦戦を強いられることに。なにせスタート直後の武器はハンドガンのみなので、きちんと狙わないと敵を倒すのが難しい。このモードでは、味方のプレイヤーとはぐれないように行動して死角を減らして攻撃を受けないようにするのが得策だ。こうしてつぎつぎと敵を倒していったが、WAVE3あたりから徐々に敵の勢いに押されるようになったので、マシンガンを購入。これで戦いが大分ラクになった。ちなみに、装備品の購入に必要なポイントは、味方に譲渡することもできるので、ベテランプレイヤーが初心者をフォローするという遊びかたもできそうだ。などと、あれこれ考えているうちに、敵の攻撃を受けて倒されてしまった……。敵に倒されたら行動不能となり、味方の救助を待つ必要がある。救助中は無防備となるので、敵が密集しているところに突っ込むと味方が救助できなくなってしまうので注意したい。今回は敵の数もそれほど多くなかったので、無事に助けてもらうことができた。
 そして、WAVE5に突入すると、なにやら犬の鳴き声が聞こえ出した。これはまさか……。そう、軍用犬だ。軍用犬は、『コール オブ デューティ』シリーズのファンにはおなじみの存在。キャンキャン吠えながら素速く移動し、飛びかかってくる軍用犬はやっかいな相手だが、引き付けてから近接攻撃のナイフで攻撃すれば対処できる。こうしてなんとか軍用犬の攻撃を凌いでWAVE7に到達。すると、上空からプロペラ音が聞こえてきた。なんと、つぎの相手は攻撃ヘリ! ヘリは頭上から強力なマシンガンで攻撃してくるので、開けた場所にいるとあっという間に蜂の巣にされてしまう。仲間といっしょに慌てて建物に逃げ込み、アイテムショップで対空ロケットを探したが、ポイントが足りずに購入を断念。しかたなく、手持ちのマシンガンで攻撃することに。ひとりが囮となってヘリの攻撃を引き付けて、その隙にマシンガンで攻撃する作戦を取り、撃墜することに成功した。マシンガンの攻撃力が低いので、時間が掛かってたいへんだったが、撃墜したときの達成感はかなりのもの。思わずガッツポーズが出そうになった。……だが、我々の戦いは、つぎのWAVE8であっけなく終わってしまう。というのも、ここではヘリではなく歩兵が現れたので、ほっと一息ついたところ、なんと相手は爆弾を抱えており、爆発に巻き込まれて自分と仲間が同時にやられ、ゲームオーバーとなってしまった。もっと距離を取って戦っていればよかった……。
 このようにSURVIVEでは、WAVEが進むにつれて登場する敵の種類が変わっていくのがポイントだ。今回はWAVE8までしか進めなかったが、それ以降もきっとさまざまな種類の敵が登場するに違いない。わずかな時間でのプレイだったが、SURVIVEはかなり手応えがありそうな感触だ。圧倒的なクオリティーのキャンペーンモードとは別に、こうしてとことんやり込めるモードがあるのはうれしい限り。すべてにおいて隙のない作りの『モダン・ウォーフェア3』。いまから発売が待ち遠しい!

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

この記事の個別URL

その他のニュース

『戦場のフーガ2』オリジナルサウンドトラック発売記念。ぜひ聞いてもらいたい渾身の楽曲を作曲者・福田考代氏がご紹介

サイバーコネクトツーのコンポーザーである福田考代氏にゲーム『戦場のフーガ2』のゲーム音楽についてお聞きしてきました。

『エルデンリング』のプレイヤー視点で描かれた小説『この先、絆があるぞ』のプロローグ&第一章が先行連載開始!

『エルデンリング』のプレイヤー視点で描かれたノベライズ作品『この先、絆があるぞ』のプロローグ&第一章が、発売に先駆けて2024年5月27日に連載開始となった。

【松山洋、死の真相】『チェイサーゲーム』シーズン2 第29話 浮沈要塞(8)

アニメ業界の闇に切り込む内容となったシーズン2の『チェイサーゲーム』は、実在のゲーム制作会社サイバーコネクトツーを舞台にしたゲーム業界お仕事マンガ。シーズン2の第29話を掲載。

【ゲームソフト販売本数ランキング TOP30】集計期間:2024年05月13日〜2024年05月19日

『Stellar Blade(ステラーブレイド)』が2週連続、3度目の首位獲得

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第46.5回

サイバーコネクトツー松山社長が『戦場のフーガ』の開発秘話を赤裸々に解説する『インターミッション』。第46.5回をお届け。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第28回

サイバーコネクトツー松山社長が『チェイサーゲーム』の短期連載期間中、ゲーム業界のウラ秘話を赤裸々に解説する『デバッグルーム』のシーズン2の第28回をお届け。

ギャグ漫画『ELDEN RING 黄金樹への道』第44話前編公開。デクタスの割符の在り処を求めて褪夫は再び円卓へ……

アクションRPG『エルデンリング』をもとにしたギャグ漫画作品『ELDEN RING 黄金樹への道』が、“COMIC Hu(コミックヒュー)”にて2024年5月19日に更新され、新たに第44話の前編が公開となった。

パワー!『デジボク地球防衛軍2』筋肉は地球を救う。なかやまきんに君がテレビCMに出演。侵略者への対処法を伝授。ヤー!

『四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』のテレビCMに出演する、お笑いタレントのなかやまきんに君にインタビューを実施!

【ゲームソフト販売本数ランキング TOP30】集計期間:2024年05月06日〜2024年05月12日

2週ぶりに『Stellar Blade(ステラーブレイド)』が首位復帰

【日記に憎しみをこめて “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第46.5話

ファミ通.comで連載されている“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の第46.5話を掲載。