危険運転罪で起訴の男に酒類提供、飲食店経営の男逮捕

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今年4月に福岡県朝倉市内で発生した泥酔運転を起因とする事故について、福岡県警は23日、事故の容疑者がクルマで来店していることを知りながら酒類を提供したとして、大分県日田市内で飲食店を経営する67歳の男を道路交通法違反容疑で逮捕した。

福岡県警・朝倉署によると、逮捕された男は2011年4月3日の午後6時から午後8時30分ごろに掛け、大分県日田市内にある自身が経営する焼き鳥店で開催された森林組合の会合で出席者に酒類を提供した疑いがもたれている。

出席者の1人で、同市内に在住する59歳の男は朝倉市杷木付近の国道386号で軽乗用車を運転中、対向車と正面衝突する事故を起こして相手方の運転者に軽傷を負わせる事故を起こしたが、男は直立していられないほどの泥酔状態だった。警察は男を道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。後に検察が危険運転致傷で起訴している。

取り調べの際に男は「会合で酒を飲んだ」と供述。飲食店経営の男からも任意で事情を聞いていた。飲食店経営の男は「クルマで来ていることは知らなかった」と供述していたが、逮捕された男は週に1-2回のペースで店にクルマを使って通っていたことが判明した。

このため警察は「男がクルマで通っていることは認識していた」と判断。道交法違反(酒類提供)容疑で逮捕した。男は「まさかクルマで来るなんて思わなかった」と供述しているようだ。

《石田真一》

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