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「理想的な淡水水槽」 9.6.5. 活性炭による化学物質の除去

デュプラメソッド「理想的な淡水水槽」

9.6.5. 活性炭による化学物質の除去



水道水に混入する化学物質の除去を行うためには、それ自体が化学物質を含まない活性炭を用いて水をろ過する必要がある。しかし、このような場合に活性炭をどの程度の期間使用すればよいか判断するのは難しい。いずれにせよ絶対に避けなければならないのは、活性炭の内部や表面に吸着された化学物質が、あらたに水中に混入した他の物質に反応して分解され、再び水の中に放出されることである。

活性炭による化学物質を除去する確実な方法として、使用している水槽の水交換のために、600ℓ程度の容量の予備槽を用意することを勧める。この予備槽に新しく水を入れる際に、デュプラカーボンを用いて約36時間水をろ過する。その後デュプラカーボンを取り出すことで、上記のような他の物質との反応による再放出を防ぐことができる。

同様の効果を得られる方法として、逆浸透膜(RO)の使用が挙げられる。熱帯魚研究の分野では、目下この逆浸透膜に関する議論が盛んである。というのは、神経質な魚や比較的高い炭酸塩硬度(KH)を持つ水を使用している水槽のために、今までのものよりも小型の逆浸透膜装置が最近市場に見られるようになっているからである。そして現在よりも効率のよい、さらに進んだ化学物質の除去が逆浸透膜によって可能であると、この器具の製造者および販売者は報告しているためである。



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