TISは7月20日、スマートフォンのGPSとAR(拡張現実)機能を活用した情報配信プラットフォーム「SkyWare(スカイウェア)」の提供を開始した。第1弾として観光情報を配信する「街歩き観光ナビゲーションサービス on SkyWare」を提供する。
SkyWareは、位置情報に紐づいたARコンテンツをスマートフォンやタブレット端末向けに配信するプラットフォーム。企業や自治体は、専用のウェブサイトから表示させたいコンテンツを簡単にアップロードできる。SkyWareで推奨するOSは、iOSとAndroid。
SkyWareを活用したサービスの第1弾として、観光客向けのナビゲーションサービスを提供する。スマートフォンの画面上に、ARと地図による観光情報を表示するほか、利用者の属性や現在地、趣味嗜好から最適なルートを勧める。また、観光客の移動軌跡を把握できる「動態ログ収集機能」も搭載しており、企業や自治体は観光施策の効果測定や分析ができる。現在は、日本語、中国語、韓国語に対応しており、対応言語は順次拡大する予定。
料金は、基本サービス料金が年間150万円(1000コンテンツまで)。サーバ管理サービスや利用者属性情報を提供するサービスについては別途相談となる。TISでは、このサービスを自治体や旅行会社など観光関連分野に向けて展開し、2013年までに30件の導入を目指すとしている。
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