ノマド拠点を探し中

2011年7月 6日(水) 13:51:11

ノマド的働き方は酷暑に弱いw

オフィスなんか持たずにマックとスマートフォンでどこでも仕事できるぜ、とかノマド(遊牧民)を気取ってはいるものの、こう暑いと外で移動を繰り返すのがつらい。そのうえ、

・スタバやタリーズも毎度となると飽きる
・ラテとかでおなかがチャプチャプになる
・打ち合わせ内容が周りに漏れ漏れになる
・隣との距離が近く、画面を見られちゃう

など、多少デメリットもわかってきた。じゃあ昭和的な喫茶店がいいかというと、喫煙者が多くて厳しい。繁華街だと「落ち着けるいいカフェ」を探す楽しみがあるが、「飲み物でおなかチャプチャプ問題」は解消しない。飲み物代も積み重なるとバカにならない。

そのうえノマドは、ぽっかり1時間とか2時間予定が空いたりすると時間をもてあますので、だんだん「予定を詰める」ようになる。つまり、「あー、火曜の午後、1時間半ぽっかり空いてるなぁ。じゃ、あの打ち合わせをこの時間に入れさせてもらおう!」とか考えて、無意識に予定を埋めていく。

そうなると必然的に仕事のスケジュールが前倒しになり、加速度ついて忙しくなっていく。
そのことに最近ようやく気づいた。もう予定を埋めるのよそうね自分。1時間半あいたら散歩とか美術館とか何か無為なことをして気分転換しよう。

ただ、季節のいい春や秋はそれでいいのだけど、酷暑の夏はこれがきついですね。きっと酷寒の冬もきついだろうと思う。というか無理。散歩とか無理。

やっぱオフィス持つかなぁとも考えたが、今の働き方を考えるとオフィスに固定費を払うのはムダかつプレッシャーな感じ。だったらどこか短時間借りられるレンタルオフィスかライブラリースペースの会員になるのがいいかもしれないな…。

ということで、最近「ノマド拠点」を意識して探している。
ベースキャンプとして使える立地を持ち、時間をもてあましたときの避難所になり、もちろん落ち着いて仕事や企画ができ、涼しくて快適な場所。

たった今も、あるライブラレイースペースのトライアル使用で、デスクを借りてこれを書いている。涼しいし落ち着くしなかなか良い。ここの会員になろうかなぁ。月3万円程度だからオフィスを借りることを考えたら全然安いし、実はスタバやタリーズを毎日ハシゴする飲食代程度だったりするかもしれない。新聞や雑誌も揃っているし、打ち合わせスペースもある。わりといいかも。

と、いろいろ働き方の試行錯誤をしている今日この頃なのでした。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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