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レビュー:RPGシャイニングアース

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タイトル RPGシャイニングアース
ジャンル RPG
価格 600円
アプリ内購入 なし
日本語対応 あり
販売元:menue games | Version:1.01 | GameCenter:なし | 対応機種:iPhone / iPod touch | レビュアー:ES@激辛
評価:2.5(価格相応に楽しめる)
王道JRPGなストーリー。ただし、どんでん返しもあり。
ザコ戦を避けなければ十分にレベルが上がる、初心者向けのバランス。
ヤリコミ要素が多め
Retina対応が中途半端
今回紹介する『RPGシャイニングアース』は、「フィーチャーフォンから移植されたRPG」という、ゲームキャストではお馴染みのジャンル。
発売元こそmenueという別会社ですが、開発元は『RPG イブオブザジェネシス』と同じWorld Wide Softwereです。そのため、インターフェースや強化システムに共通点があります。
※ フィーチャーフォン版・スマートフォン版ともに、「シャイニングアース」と「イブオブザジェネシス」は、ほぼ同時期の発売です。
最も、それが作品を魅力を損ねることはありません。
RPGに大切なストーリーに関しては、独立したものになっています。

story01
ストーリーは「少女の敵討ちから始まり、最終的には世界の危機を救う」という王道中の王道。
その中には、数々のヤリコミ要素があります。

flowerland
win
その代表が「フラワーランド」。
ザコ戦闘に勝利するごとに手に入る「FLポイント」に応じて発展する施設です。
フラワーランドを最高レベルに成長させた後も、FLポイントはステータス・スキルの強化に使用する「Bポイント」に変換できたりと、無駄にならない仕組みになっています。
もちろん、レア敵・レアドロップやアイテム・モンスターの図鑑という、RPGのヤリコミとしてお馴染みの要素も完備しています。

ストーリー上のエンディングに行けるまでの時間は6~7時間程度。しかし、その後に高難度のダンジョンに入れるようになります。裏ダンジョンの完全攻略までなら10時間以上かかります。
公称の「総プレイ時間は”30時間以上”」というのは…おそらくレア敵・レアアイテムを全て集めて、図鑑をオール100%にするまでの時間だと考えられます。

skill
ステータス強化に使用する「Bポイント」は、いわば『イブオブザジェネシス』の魔石(スキル強化)と光砂(ステータス強化)と別々に分かれていたアイテムを一緒くたにしたポイント。ボス戦闘勝利で手に入るほか、上記の通り、FLポイントでの購入も可能です。
これを
「『シャイニングアース』の強化箇所を威力・全体化・ダウングレードと細分化したのが『イブオブザジェネシス』」と言うべきか
「『イブオブザジェネシス』の複雑な強化要素をシンプル化したのが『シャイニングアース』」と言うべきかは判別がつきません。
上記の通り、「シャイニングアース」と『イブオブザジェネシス』は、ほぼ同時期の開発・発売なので。

map
battle
操作インターフェースは「画面下の十字キーで移動」と言うオーソドックスなもの。戦闘時は「十字キー+決定ボタン」に加え、「敵キャラやコマンドのタッチ」でも選択でき、その点に大きなストレスを感じることはありません(たまにボタンの反応が遅いことがありますが)。
ただし、iOS5以上の方は注意が必要です。
『シャイニングアース』」は、「左手側にホームボタン・右手側にイヤホンジャック」と言う持ち方に最適されています。
一般的な「左手側にイヤホンジャック・右手側にホームボタン」な持ち方にも対応していますが、単に画面表示を上下反転しただけです。
そのため、プレイ中に指を大きく動かすと、上のマップ画面のように通知センターが下から伸びてくる場合があります。
※ ちなみに、「左手側にイヤホンジャック」が標準の『イブオブザジェネシス』で「左手側にホームボタン」な持ち方をした場合も、同じ現象が発生します。

illust
グラフィックはRatina対応済です。
ただし、最近のバージョンアップで完全に対応した『イブオブザジェネシス』に対し、『シャイニングアース』のRatina対応部分は(バージョン1.0.1時点では)完全ではありません。
解像度が大幅に影響するイラストレーション(立ち絵・カットインなど)は完全に対応していますが、ドット絵で描かれたマップチップ・モンスター画像・歩行グラフィックはRatina非対応のままです。

story02
skill02
上記イベント画面や戦闘時のカットインに、Ratina対応部分と非対応部分の差が明らかに出てくるのが、悲しいというかなんというか…。
販売元のmenueは、元々は漫画を電子書籍化して販売しているメーカーで、ゲームアプリは(2012年1,2月時点では)『シャイニングアース』1つしかありません。
「完全Ratina対応」などの大幅なバージョンアップは期待しない方がいいかと…。
今のままでも、2Dのゲームとしては十分レベルのグラフィックです。

通常価格は600円と、同レベルのボリューム・グラフィックを持つ『イブオブザジェネシス』に比べれば若干安く、お得と言えますが、やはり定価では並レベルと評価せざるを得ません。
ケムコの作品ほどではないものの、『シャイニングアース』もセールが多いため、その時が狙い目です。

スタッフコメント
トシ:
ES@激辛さんのレビューの通り、イブオブジェネシスに似ている。
本筋のボリュームが控えめで、やりこみ要素がある点も。
同じく値下げしている時ならいいかも、と思う。
個人的に加えるならば、何かあるたびに振動するのがオフにできないのがマイナス点。

RPGシャイニングアースの詳細・DLはこちら(itunes)