公開日:2012/03/09 最終更新日:2012/03/09

JVN#79950061
Jenkins におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Jenkins には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Jenkins 1.452 およびそれ以前
  • Jenkins Enterprise by CloudBees 1.424.3 およびそれ以前
  • Jenkins Enterprise by CloudBees 1.400.0.12 およびそれ以前

詳細情報

Jenkins は、ソフトウェア開発者向けに継続的インテグレーションを支援する開発ツール (CI ツール) です。Jenkins には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性は JVN#14791558 とは異なる問題です。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.03.09における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

分析結果のコメント

認証なしの設定における攻撃を想定して評価しています。

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: SCSK株式会社 境 稔 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-0325
JVN iPedia JVNDB-2012-000023