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公衆無線LANとモバイル無線LAN(Wi-Fi)はどちらを選ぶか(1)

2012-01-25 13:44:11 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
公衆無線LANとモバイル無線LAN(Wi-Fi)はどちらを選ぶか(1)


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
最近、公衆無線LANとモバイル無線LANの利用について、ご質問を受けることが多くなりました。
一般の方には使い分けが判りにくいようです。それも当然で、家庭用の無線LANは一般化しており、どの契約がどれと関連していくのかが判りにくいという現実があります。

私は、公衆無線LANもモバイルWi-Fi(モバイル無線LAN)も使っています。さらに会社でも、自宅でも無線LANを使っています。
先ず、「無線LAN」と「Wi-Fi」の違いは殆どの方にとって「同意語」です。「無線LAN」の方がやや広く、その中に「Wi-Fi」という相互接続性を目的にした業界団体が策定した規格があります。この差は技術者の方は興味の対象でしょうが、一般利用者の「呼び方」としては実務的に影響のないことです。そういう意味で、一般の利用者にとっては「同意語」の理解でかまいません。

公衆無線LANは「契約があれば誰でもつなぐことができる無線LAN」のことです。公衆無線LANを提供する通信事業者との契約、いわゆる公衆無線LANのプロバイダ契約があれば、そのプロバイダが提供する公衆無線LANの設備があるところでは公衆無線LANを使うことができます。例えばマグドナルドなどファーストフード店、空港、鉄道の駅、東海道新幹線N700車両内など、特定の鉄道やバスの車内等です。「あらかじめ設備があるところでのみ」使うことができます。設備と契約があれば誰でもつなぐことができるから「公衆」なのであり、殆ど隙間なくつなぐことができるから公衆と称している分けではありません。最近めっきり少なくなった「公衆電話」と同じことで「あるところでしか使えない」のです。

私は飛行機、新幹線、電車等で移動し移動した街で仕事をしています。特に都心を離れたときによく使っているのがファーストフード店の公衆無線LANです。どの店でも一つのプロバイダ契約で利用できるかというと、実はそうではなく、お店が公衆無線LAN事業者と契約して提供しているので、お店ごとに利用できる公衆無線LANのプロバイダは異なります。もちろん全国にあるチエーン店では、同じ公衆無線LAN事業者を使うことができますが、それでも一部店舗では公衆無線LANサービスがない場合もあります。

そうなると、利用できる場所を増やすには、より広く展開している公衆無線LAN事業者を選ぶか、複数の公衆無線LAN事業者と契約する必要があります。当然複数契約すると利用できる場所が増え、利便性は向上します。が、総額の費用を必要とします。そこで利用しているのが「公衆無線LAN事業者を束ねて、一つの公衆無線LAN事業者として提供する」通信事業者です。次回はこのことについて解説します。

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