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第253回 「諦める」ことを考える

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 先日、1級キャリアコンサルティング技能検定の結果が出ました。結果は不合格でした。。。個人的には実技は合格点に到達していたと思っていただけに、この結果は正直意外でした。ただ、モチベーションは下がっていないので、次回に向けて対策を練って次も受検したいと思っています。そんな中、諦めることについて考える機会がありました。そこで、今回は諦めることについて考えてみたいと思います。

■1級キャリアコンサルティング技能検定の結果

 1級キャリアコンサルティング技能検定は技能士を認定する国家資格です。試験には1級と2級があり、1級は他のキャリコンサルタントを指導するレベル、2級は熟練のキャリアコンサルタントのレベルを認定する資格です。今回の1級と2級の合格率はこのようになっていました。

1級 学科:53.41%、実技: 8.32%
2級 学科:62.70%、実技:15.27%

 1級実技の合格率は8%程度でしたが、去年はもう少し低く4.47%でした。この数字から分かるように、この試験は実技をどうクリアするかがとても重要になる試験です。

 ちなみに、私の結果はこのようになっていました。

学科:52点(合格点は70点以上)
実技:論述 53点(合格点は60点以上)
   面接 51点(合格点は60点以上)

 これをみると完敗ですね(汗)学科は単純に勉強不足だと思うので修正しやすいのですが、問題は実技です。冒頭にも書きましたが、私は実技試験で合格だと思っていたのが、フタを開けてみれば約10点の差がありました。この差をどうやって埋めるかを考えないと次回も同じことになります。そのため、自分がやってきたことを振り返り、求められている技術との差を考え、次回に繋げていきたいと思います。

■「諦める」ことを考える

 今回の結果を話を知人に伝えたところ、こんなことをいわれました。

この試験って年1回しかないんでしょ? しかも、そんなに合格率が低かったらいつ合格できるか分からないんじゃない? そんな試験をずっとやり続けるの?

 いわれて気づいたんですが、確かに受からなければずっと受検し続けなければなりませんね(笑)でも、そのときは「そうですよ」と軽く答えましたが、その答えに知人は「よくやるねぇ」と半ば呆れ気味でした。

 これは、物事を諦めるかどうかという問題だと思いました。難しいことにチャレンジすれば当然失敗することも増えます。失敗が続くと、自分は成功できないのではないかという想いが強くなり、やがて諦めるという気持ちに繋がっていきます。最初から諦めることを選択する人は、失敗し続けたときのデメリットを考えて、最初から挑戦することを止めてしまう、つまり諦めてしまうのだと思います。

 そこにプラスして、何のためにチャレンジするのか? といった問題もあります。もし、仮に私が試験に合格することが目的だったとして何度も落ち続けたとしたら、「試験に合格するだけが目的なら受からなくても別の方法を考えればいいか」となるかもしれません。しかし、私には1級キャリアコンサルティング技能士を取ってやりたいことがあります。私にとって試験の合格は目的ではなく手段です。だから、私は自分の軸がぶれることなく受検を続けられると信じています。

 このように考えると、諦めないためには明確な目的が必要なのだと思います。その目的が強ければ強いほど、その人のモチベーションとなり、物事を継続する力になります。これが諦めないことに繋がっているのではないでしょうか。

 さて、そんな訳で次回に向けての対策を考えようと思いますが、実技10点の差は厳しいですね。どこから手をつければよいのやら...(汗)

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