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2016年9月11日日曜日

映画:はじまりのうた

古いソングブックをたまたま開いたページの曲をピアノで弾いたあとに映画を観ていたら、まさにその曲が流れてきてびっくりしました。
「For Once In My Life」と「As Time Goes By」

「オーシャンズ11」のシリーズを3本つづけて観て、さすがにぐったりしたので、かるい気持ちで音楽映画でも、と思って目についたのを観はじめたのです。
なぜこれを選んだのかというと、タイトルも評判も一度も聞いたことがなかったのと、それなのにキーラ・ナイトレイという女優が主演だということで、興味をひかれたからです。

キーラ・ナイトレイといえば「スター・ウォーズ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」などにも出演している超メジャー女優です。
また「アンナ・カレーニナ」の演技はなかなかでしたし、個人的には「シルク」や「イミテーション・ゲーム」での存在感がとても印象に残っています。
そんな彼女の主演の音楽映画が、これまでまったくアンテナに引っかからなかったとは(もちろん知っている人は知っているんでしょうが)。

この「はじまりのうた」は2013年公開のアメリカ映画です。
監督はジョン・カーニーという人で、まったく知りません。
アイルランドのダブリン出身で、アイリッシュ・ロック・バンドでベースを弾いていたそうです。
その後、短編映画、長編映画と進出し、『ONCE ダブリンの街角で』では大きな話題を呼び、2007年のインディペンデント・スピリット賞の外国映画賞を受賞しています。
観てみたいな。

キーラ・ナイトレイは才能あるシンガー・ソング・ライターですが、一緒に活動していたボーイフレンドのほうが先にメジャーデビューしてしまいます。
そして彼が浮気して、失意のもとに元バンド仲間の安アパートにころがりこみます。
元バンド仲間はいまだに夢を追っていて、だれも聴いてくれないのにストリートで歌ったり、小さなライブハウスでライブをやったりしているんですが、彼女を元気づけようと自分のライブに誘い、さらにステージで一曲歌うことをリクエストします。
なにしろニューヨークですからね。

しかし彼女はあまりやる気がなく(男にふられたばかりだし)、お客の反応もいまいちだったんですが、そのなかに音楽プロデューサーがひとり、彼女の歌を聴いていたのです。
プロデューサーもいまや落ち目で、失意のまっただなかいたんですが、彼女の歌を聴いてなにかが動きはじめます。

この映画の白眉は、なんといってもニューヨークの裏町のあちこちでライブレコーディングされるデモ音源の収録シーン。
これがじつに楽しいのです。
音楽ってこれだよね、って感じ。

そして無事にデモ音源が完成し、レコード会社から契約を持ちかけられるんですが、しかし彼女は……
というラストもなかなかひねりのきいたものになっています。

不覚にも私はエンディングで涙してしまいました。
いい映画です。
未見の方はぜひとも観てみてください。

親密な関係における共感的コミュニケーションの勉強会(9.17)
共感的コミュニケーションでもとくにやっかいだといわれている親密な関係であるところのパートナーと、お互いに尊重しあい、関係性の質を向上させるためのオンライン勉強会を9月17日(土)夜におこないます。

2019年3月16日土曜日

シャルシュタットでの音読ワークを見学する

今回の旅の主目的のひとつ。
音読トレーナーのなおみさんが、友人の日本人ピアニスト・ゆみさんと組んで、シャルシュタット(フライブルクの隣)の高齢者介護施設で不定期におこなっている音読療法を使ったケアワークを見学すること。

数年前から「行く行く」といっていながらなかなか来れなかったので、行く行く詐欺にならなくてよかった。

午前9時すぎになおみさんが車でホテルの前まで迎えに来てくれた。
乗りこんで、さっそくシャルシュタットに向かう。
シャルシュタットにはピアニストのゆみさんが一家で住んでいて、介護施設はそのすぐ数軒隣にあるのだ。

ときおり強い風雨がまじるあいにくの天気だが、私はわくわくしていた。
ゆみさんとは初対面だ。
合流してあわただしく挨拶したあと、すぐに介護施設を訪問した。

施設ではこちらを待ちかまえていて、すでに入所者と職員のみなさんが勢揃いしていた。
片側にキッチンがしつらえられたオープンなミーティングスペースで、なおみさんとゆみさんはさっそく楽器の準備に取りかかる。
この施設にはピアノがないので、キーボードを持ちこんでいるのだ。

私のことも紹介してくれた。
ドイツ語なのでなにをいっているのかわからないけれど。
職員のみなさんからかたい握手で歓迎された。

握手といえば、ドイツの方の握手はとても力強くて、ときに握りつぶされそうになる。
女性でも手加減なし。
こちらのほうが力負けしてしまう。

さっそく始まった。
撮影はできないので、私はようすを簡単にスケッチした。
ご挨拶、呼吸法からはじまり、なじみのドイツ歌曲の歌詞を使って音読、リズム読みなど、これは日本での音読ケアワークと変わらない。

テンポがいい。
とてもにぎやかでパワフル。
職員のみなさんも協力的で、いっしょに盛りあげてくれている。
盛んに会話が飛び交っている。
歌もはじまり、次々と何曲も歌っていく。

そんなようすを横からながめながら、私はなぜか、胸が熱くなるのを覚えた。
東日本大震災を機に私が日本ではじめた音読療法が、こんな離れた異国の地でいきいきと使われ、現地の高齢のみなさんを癒やし、活気づけている、そんなのを目のあたりにして、なにかがこみあげてきたのだ。
本当にうれしく、ありがたいと思った。

ケアワークが終わってから、所員の方からおみやげのチョコレートをプレゼントされた。
これも思いがけずうれしいことだった。

片付けて施設をあとにし、今度はゆみさんのお宅にお邪魔した。
お菓子とお茶をどんどんすすめられた(大阪のおばちゃんノリで)。
お嬢さんも付き合ってくれた(かわいらしい17歳、しかしこちらではもうお酒を飲めるそうな)。
ドイツのこと、ドイツ人と日本人のこと、介護ワークのこと、若い人の学校や仕事のことなど、たくさんおもしろい話を聞かせてもらった。
本当に楽しいひと時だった。

たっぷり2時間近く話しこんで、ようやくゆみさんの家をあとにした。
ゆみさんとは日曜日の「日本文化の日」のイベント会場でも会えるはずだ。
こちらも楽しみだし、私もこちらでピアノを演奏することになっている。

2017年10月19日木曜日

福井県立病院ボランティアコンサート5周年

ほぼ3か月おきのペースでおこなっている福井県立病院エントランスホールでのソロピアノ演奏によるボランティアコンサートが、先日10月17日の回でちょうど5周年だったことがわかった。
コンサートを終えて家に帰ってきてから、そろそろ5年くらい経つんじゃないかな、いつから始めたんだっけ、と記録を調べてみたら、2012年10月が初回だったのだ。
数えたら、10月17日で21回めだった。

毎回、午後1時半から約60分、ソロピアノ演奏をやっていて、曲目は日本の童謡や唱歌、スタンダードナンバー、よく知られたメロディなど、季節の曲が多い。
自分のオリジナル曲も演奏することもある。

もともとは自分の母が肺がんで手術・入院していた病院で、そのとき、私の高校の同級生が医師として勤務していることを知り、彼とちょっとお茶でも、というのがはじまりだった。
カフェで雑談しながら、エントランスロビーを見下ろし、
「あそこにグランドピアノがあるよね。あれって時々は使われるの?」
と訊いてみた。
すると、そこでは時々、ボランティアコンサートが開かれ、歌や器楽演奏などがおこなわれるということだった。
母がお世話になっていることもあって、私も演奏したい、というのが最初だった。

かなり大きな病院で、病床数は1,000床近くと聞いたことがある。
エントランスホールも広く、吹き抜けになっていて、かなり大きな空間だ。
そこにグランドピアノが置いてあり、椅子を数十個ならべてコンサートをやるようになっている。
病院の受付がある場所なので、オーディエンスは診察に来た人、入院患者、その付き添い、見舞いに来た人、通りがかりの人、そして受付業務をしている事務の方々。
毎回、どんな人が聴いてくれるかわからないし、そのつど顔ぶれも違えば、人数もちがう。

たまに地元のメディアが事前に情報を流してくれることもあって、そういうときはわざわざ聴きに来てくれる人もいるが、たいていは演奏前後に取材され、事後に記事が出ることが多い。

うれしいことに、ここ一、二年、かならず聴きに来てくれる方が何人か出てきた。
わざわざ病院に私のコンサートの日程を問い合わせて来てくれるのだ。
本当にありがたく、うれしいことだ。

そして、通りすがりに聴いてくれた人とも、終わってからことばを交わすことがあって、それも楽しい。
先日は終わってから、5、6歳くらいの女の子がやってきて、
「ピアノ弾いてくれてありがとう」
とおじぎをしてくれた。
これはうれしかったな。
ピアノは習っていないけれど、自分で弾いて練習していて、好きなのだという。

このコンサートがあるおかげで、私のピアノ演奏も変化しているように思う。
私は即興ピアノが専門なのだが、ただ好きなように自由に弾くだけではなく、聴いてくれる人といっしょの風景のなかを散歩するような、ある種のつながりを感じながら演奏するのにも楽しみを感じるようになってきている。

この日のセットリストはつぎのとおり。

 赤とんぼ
 旅愁
 故郷の空
 紅葉
 いつも何度でも
 もののけ姫
 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
 ムーン・リバー
 蛍の光
 ふるさと

この記録映像のうち、何曲かをYouTubeにupしてあります。

 蛍の光
 赤とんぼ

明日・10月20日(金)夜には、国立〈さくらホール〉で、ダンスの矢澤実穂、朗読の野々宮卯妙と共演することになっている。
自分のピアノがどのように変化しているのか、明日はどのような音が出てくるのか、楽しみでわくわくしてしかたがない。

ダンスと朗読と音楽の公演「FLARE m3」@国立さくらホール(10.20)
「踊るように読み、語るように弾き、奏でるように舞う」

2016年12月4日日曜日

いまやっている音楽瞑想にいたる道すじ

明大前の〈キッド・アイラック・アート・ホール〉が年内で閉館になるというので、今月12日はここでの最後の「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演をおこないます。
ホールではなく、3階・4階吹き抜けのギャラリースペースです。

と思って、ちょっと過去の記録を振り返ってみたら、キッドでおこなった初めての公演は、2012年2月の「槐多朗読」でした。
これは地下のブックカフェ〈槐多〉で開催したのでした。
ホールでは2013年2月におこなった沈黙の朗読「初恋」が初めてでした。

というようなことを振り返ってみたついでに、沈黙の朗読と音楽瞑想の実演経緯をまとめてみたくなりました。

もともと沈黙の朗読は「ディープリスニング」というライブワークショップをベースにして始まりました。
真っ暗闇のなかで音楽演奏を聴いたり、ソニック・メディテーションの手法でワークを体験したり、それをディープリスニングと称して2003年ごろからおこなっていたのです。
その後、「沈黙の朗読」という名称で朗読と音楽のパフォーマンスがはじまりました。

初回は2010年の3月、中野の〈Plan-B〉というスペースで、名古屋の俳優・榊原忠美と、当時東京芸大生だった菊地裕貴(彼女いまどうしているのかな)をフィーチャーして、古いアップライトのピアノとキーボードを私が弾いたのでした。

そこから始まって、沈黙の朗読のためにテキストがいくつか書きおろされたり、女優の石村みかさんやカルメン・マキさんと共演したり、槐多朗読がはじまったり、音楽瞑想がそれに組みあわさったりして、現在にいたる、という感じです。

現在の「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演にいたる記録をざっくりとリストにしてみました。
抜けているものもあるかもしれませんが、あらためて書きだしてみると、こんなにたくさんやってきたんだと感慨深いものがあります。

〔2010年〕
3月6日
 沈黙の朗読「記憶が光速を超える時」@中野Plan-B
 出演:榊原忠美(朗読)、菊地裕貴(朗読)、水城ゆう(音楽)
9月19日
 沈黙の朗読「特殊相対性の女」@下北沢〈Com.Cafe 音倉〉
 出演:石村みか(演技)、野々宮卯妙(朗読)、水城ゆう(音楽)
12月10日
 沈黙の朗読「記憶が光速を超える時」@愛知県芸術文化センター小ホール
 出演:榊原忠美、坂野嘉彦(クラリネット)、水城ゆう
12月11日
 沈黙の朗読「特殊相対性の女」@愛知県芸術文化センター小ホール
 出演:石村みか(演技)、野々宮卯妙(朗読)、水城ゆう(音楽)、三木義一(映像)

〔2011年〕
10月29日
 沈黙の朗読「初恋」@名古屋・あうん
 出演:榊原忠美、坂野嘉彦(クラリネット)、水城ゆう

〔2012年〕
2月20日
 槐多朗読@ブックカフェ〈槐多〉第一回
 出演:野々宮卯妙(朗読)、水城ゆう(音楽)
 以下、槐多朗読はすべて同出演者による
3月
 槐多朗読@ブックカフェ〈槐多〉第二回
4月16日
 槐多朗読@ブックカフェ〈槐多〉第三回
6月11日
 槐多朗読@ブックカフェ〈槐多〉第四回
9月17日
 槐多朗読@ブックカフェ〈槐多〉第五回
11月19日
 槐多朗読@ブックカフェ〈槐多〉第六回

〔2013年〕
2月22日
 沈黙の朗読「初恋」@キッド・アイラック・アート・ホール
 出演:金宜伸(ダンス)、野々宮卯妙(朗読)、水城ゆう(音楽)、丸山純子(美術)
5月22日
 槐多朗読@ブックカフェ〈槐多〉第七回
9月23日
 沈黙の朗読「記憶が光速を超える時」@キッド・アイラック・アート・ホール
 出演:榊原忠美(朗読)、野々宮卯妙(朗読)、水城ゆう(音楽)
 沈黙の朗読「特殊相対性の女」@キッド・アイラック・アート・ホール
 出演:野々宮卯妙/山田みぞれ/唐ひづる/KAT/高崎梓/町村千絵(朗読・群読)
  水城ゆう(音楽)
11月15日・16日
 白い月あるいは鳥の歌 with カルメン・マキ@キッド・アイラック・アート・ホール
 出演:カルメン・マキ(歌/朗読)、野々宮卯妙(朗読)、水城ゆう(音楽)
  高崎梓(身体/群読)、町村千絵(身体/群読)

〔2014年〕
8月17日
 東京創造芸術祭参加
 沈黙の朗読「記憶が光速を超える時」@中野ZERO
 出演:野々宮卯妙(朗読)、高崎梓/川崎満里菜/晩衛/山田みぞれ(身体・群読)
  森順治(アルトサックス、バスクラリネット、フルート)、水城ゆう(キーボード)

〔2015年〕
2月13日
 音楽瞑想会@本駒込・滴水庵
3月20日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
 出演:野々宮卯妙(朗読)、水城ゆう(ピアノ)
 初開催。以後定期開催。出演者はおなじ。
4月17日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
5月20日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
6月25日
 代田区民センターにて音楽瞑想ワークショップ
6月26日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
7月27日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
8月6日 下北沢区民集会所にて音楽瞑想ワークショップ
8月21日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
9月18日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
10月28日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
12月11日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース

〔2016年〕
3月11日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
6月18日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
9月18日
 キッド・ギャラリーにて音楽瞑想ワークショップとピアノコンサート
10月23日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース
12月12日
 「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@キッド・アイラック・ギャラリースペース

「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演@明大前(12.12)
深くことば、静寂、音、そして空間とご自分の存在そのものをあじわっていただく「体験」型公演です。年内閉館が決まっているキッド・アイラック・アート・ホールでの最終公演となります。

2012年10月6日土曜日

水城ゆう音楽塾はじまります

大人になってから初めて楽器にさわる人が、自在に歌の伴奏をしたり、オリジナリティあふれた即興演奏をしたり、アンサンブルを楽しんだり、といったことが短期間で身につく方法を伝授します。
苦しくつまらない練習も必要ありません。
特別な音感も必要ありません。
どんな人でも(なんらかの障碍がある人でも)、その人らしい音楽を自由に楽しめるようになります。

◎日時 毎月第一~第三土曜日 午後2時から3時
    初回10月6日、以後13日、20日
◎場所 羽根木の家
    世田谷区羽根木1-20-17
◎方式 グループレッスン
◎参加費 月額5,000円(ゼミ生無料)

デジタルピアノを使ってレッスンしますが、ギターやバイオリンといった他の楽器の方も歓迎です。
ピアノの弾き方、ではなく、他の楽器にも応用できる「音楽を自由に楽しむ方法」を身につけていただきます。
そして扱う音楽にはジャンルを設定しません。

◎お申し込みはこちら、または水城に直接どうぞ

こんな方におすすめです。
・耳覚えのある好きな曲をすぐに弾けるようになりたい。
・歌の伴奏をその場でつけられるようになりたい。
・朗読と即興セッションをやりたい。
・アンサンブルを楽しみたい。
・知っている曲を自分なりにアレンジしてみたい。
・オリジナル曲を作ってみたい。
・音楽について理解を深めたい。