2月14日は、令和になって始めてのバレンタインデー。この日の主役といえばチョコレートですが、近年〝チョコレート×ワイン〟のペアリング提案を多く目にするようになりました。とはいえ、なかなかハードルが高いこの組み合せ。そこで今回、それぞれの分野のプロがワインとチョコレートの相性やペアリングについてわかりやすく解説。さらに、今年のバレンタインに使えるおすすめの組み合せもお伝えします。今すぐ使える豆知識満載ですので、ぜひチェックしてみてください。
目次
【今回ご協力いただいた方】写真左から・・・
D’RENTY CHOCOLATE代表 チョコレートソムリエ 森澤 祐介さん
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ワインyoutuber Yukioさん
チョコレート×ワインはアリ!?
チョコレートに合わせるドリンクといえば、コーヒーや紅茶、ココアなど。一方、ワインに合わせるフードというとチーズや生ハム、オリーブなどの組み合わせがイメージされます。
そもそもチョコレートとワインという組み合わせはアリなのでしょうか。
―――森澤
「チョコレートとワインには、“余韻の長いものがよいもの”という共通点があります。チョコレートとワインを味わった後に口の中に残る風味がうまく合わさった時、相乗効果が生まれ、“おいしい場所”へ連れていってくれるんです。間違いなく、アリだと思いますよ。」
―――Yukio
「最初、僕はこの組み合わせに否定的だったんです。ワインもチョコレートも、口に入れた瞬間に個性が出るものなので、正しい組み合わせでないと口の中で喧嘩してしまうんです。ただ、最近はこれらの個性をいかした微妙な組み合わせ方を知り、“チョコレートとワインは合う”という確信をもつことができました。多くの方にチョコレートとワインを組み合わせるおもしろさを広めていきたいですね。」
ちなみに森澤さんいわく、チョコレートソムリエの教材の中にもチョコレートとワインのペアリングについて記載があるそう。そういった意味では、奇抜な組み合わせというわけでもなさそうです。ただ、Yukioさんがいっていたように、“正しい組み合わせ”でないと厳しいということなので初心者には少しハードルが高いような気がします…。
一体、どのように組み合わせればよいのでしょうか?
チョコレート×ワインにおいしさの方程式はある?
チョコレートと一口にいってもその種類はさまざま。そのため、チョコレートの個性に合わせたワインの選び方などを知ることが失敗を避けるひとつのコツとなりそうです。
そこで数あるチョコレートを「ビターチョコレート」と「ミルクチョコレート」にわけ、それぞれの「おいしさの方程式」についてお二人にお聞きしてみました。
■ビターチョコレートにワインを合わせるなら…
―――森澤
「僕がチョコレートとワインを合わせる時の楽しみ方のひとつが、互いの“共通項”を見つけること。例えば、ビターと赤ワインの組み合わせであればポリフェノールが両方に含まれていますし、ほろ苦さも共通しています。ただ、ビター系のほろ苦さに合わせるのであれば、タンニン(渋み)のしっかりとした赤ワインを合わせた方がよい組み合わせになると思います。」
―――Yukio
「僕もビターチョコレートには、ある程度しっかりとした渋みのあるワインがよいと考えています。あと、注目したいのがチョコレートのカカオ率が高まることで感じられる酸味やフルーティーさ。例えば、カベルネ・ソーヴィニヨンにはミントやユーカリのニュアンスを感じますしタンニンも強い品種です。カカオ率の高いビターチョコレートに合わせることで、素晴らしい相性を示してくれるのではないでしょうか。」
■ミルクチョコレートにワインを合わせるなら…
―――森澤
「ミルクチョコレートに合わせるとなると白ワインをイメージしますが、冷やし過ぎには注意してください。まず、成分にもよりますが一般的にチョコレートが溶ける温度は約28度といわれています。口の中にチョコレートを入れると体温で溶け出す…というのがおいしさのひとつのポイントなのですが、そこに冷えた白ワインを合わせるとチョコレートが固まって風味も損なわれてしまうんです。タブレットタイプ(板チョコ)であれば常温の白ワイン。冷やした白ワインと合わせる時には、生チョコやスフレ、ムースといった口溶けのよいものを選ぶとよいのではないでしょうか。」
―――Yukio
「ミルク系のチョコレートは甘さが特徴ですが、じつはこの“甘さ”はワインと相性がよくないといわれています。甘いものを口にいれ、それよりも甘さのないワインを飲んだ時に酸味や渋さだけが目立ってしまうためです。こういったポイントを踏まえると、ミルクチョコレートに合わせるためには酸味が低い白ワインを選びたいところです。とくに、“新世界”と呼ばれている産地のトロピカル系のシャルドネなどがいいですね。基本的に甘口ワインなら全般的に合わせやすいと思いますよ。」
ビターチョコレートには、しっかりめの赤ワイン。ミルクチョコレートの場合はタブレット(板チョコ)なら冷やし過ぎない白ワインでトロピカル系の酸味の少ないもの…。
ちょっとしたコツで相性がぐっとよくなるようですね。ぜひ、皆さんも試してみてください!
[イエローテイル]×明治 ザ・チョコレート4つのおすすめの組み合わせを検証!
チョコレートとワインは合う、そして組み合わせのコツもわかった。しかし、バレンタインデーはもう目の前。いろいろと自分で新しい発見をしたいけど時間がない…という方も多いはずです。
そこで今回、[イエローテイル]が提案する明治 ザ・チョコレートとの4つのおすすめの組み合わせを用意。この組み合わせについて、森澤さんとYukioさんにプロの目で検証してもらいました。結果はいかに…!?
■[イエローテイル]シャルドネ×明治 ザ・チョコレート サニーミルク
―――森澤
「ミルクのまろやかさの後、ワインのやわらかな酸がそれをスッキリとまとめてくれます。とてもバランスのよい組み合わせだと思います。」
―――Yukio
「酸味が控えめでとてもやわらかな白ワインがチョコレートのミルキーな甘さを受けて止めてくれ、全体がまとまっている印象です。非常にいい組み合わせですね、おいしい!」
■[イエローテイル]ピノ・ノワール×明治 ザ・チョコレート コンフォートビター
―――森澤
「チョコレートにアーモンドやナッツのニュアンスを感じます。当然、チョコレート100%でつくられているわけですが、まるでナッツチョコそのものを食べているような感じがあるのでおもしろいですね。ワインもバランスがよくキャッチーな印象です。ワクワクするような、楽しい組み合わせになっていると思います。
―――Yukio
「ビターチョコレートの甘さは控えめなので、ワインの甘さとのバランスがいいですね。辛口すぎず果実の甘さを感じるピノ・ノワールなので、ビターチョコレートの上品な甘さとマッチングして最高の相性を生み出していると思います。」
■[イエローテイル]シラーズ×明治 ザ・チョコレート エレガントビター
―――森澤
「フルーティーな印象のチョコレートですね。しっかりめの赤ワインで果実味もあるので、その互いのフルーティーが組み合わさり、きれいにまとまっています。じっくりと味わいながらその相性を楽しむ…。大人の男性におすすめの組み合わせではないでしょうか。」
―――Yukio
「シラーズのたっぷりとした果実味とよい相性を示します。個人的な感想ですが、ワインに熟したドライフルーツなどのニュアンスがあるので、口の中がチョコレートとレーズン、オレンジピールを合わせているような雰囲気になります。とても上品な組み合わせですね。」
■[イエローテイル]カベルネ・ソーヴィニヨン×明治 ザ・チョコレート ベルベットミルク
―――森澤
「チョコレートを楽しむポイントに、“割った時の音”というものがあるのですが、こちらの商品はとてもよい音がするので人にプレゼントしたくなるようなチョコレートですね。そして、そこにどんな方が飲んでも美味しいと感じる赤ワインを合わせる…。バレンタインにプレゼントするのに、ぴったりな組み合わせだと思います。」
―――Yukio
「“チョコレート×ワイン”の王道の組み合わせといった印象ですね。どちらもおいしさで、多くの方がおいしいと感じられる相性のよさだと思います。チョコレートとワインを口に含んでも互いの個性がなくならず、互いの個性が乗ってくる。両方ともボリューム感がありますし、男性に喜ばれる組み合わせではないでしょうか。」
[イエローテイル]×明治 ザ・チョコレートですが、お二人の総括として、“かなり、おすすめな組み合わせ”ということ。
この組み合わせなら、贈られた側もきっと大満足のはずです!
こんな組み合わせもおすすめ!
ここまでは、辛口(ドライ)のワインを明治 ザ・チョコレート4つをと合わせてきました。ただ、[イエローテイル]には甘口テイストのワインもあります。
番外編として、これらのワインと明治 ザ・チョコレートの相性もお二人に検証してもらいました。
■[イエローテイル]モスカート×明治 ザ・チョコレート コンフォートビター
―――森澤
「とても華やかな味わいのワインですね。ナッツのニュアンスのあるこのチョコレートともバランスよく合わせられます。フルーティーで果実味の強いチョコレートと合わせてもおもしろそうです。」
―――Yukio
「チョコレートの甘さをワインの甘さが包み込む感じです。チョコレートの甘さは消えるのですが、ほどよい苦みが残るのでそのバランスがとてもおもしろい。口の中でワインとチョコレートの甘さを感じ、最後にワインの甘さが残るのですが、そこにほろ苦さもある…。個人的にとても興味深い組み合わせですね。」
■[イエローテイル]ピンクモスカート×明治 ザ・チョコレート ベルベットミルク
―――森澤
「とてもバランスがよい、気軽に合わせられる組み合わせですね。ワインを普段飲まれない方にとって赤ワインだと気構えてしまうかもしれませんが、ロゼワインならラクな気分で挑戦できるかもしれません。テレビを見ながらとか、難しいことを考えずに合わせてほしい組み合わせです。」
―――Yukio
「互いの個性がぶつかることがなく、違和感なく合わせられる組み合わせですね。難しくない組み合わせなので、もしかしたら最も挑戦しやすいかもしれません。ロゼワインは見た目も華やかですし、ホームパーティーなどに用意するというのもおすすめです。」
難しく考えず、カジュアルに楽しめるのが甘口ワインとチョコレートの組み合わせ。
初心者の方でも入りやすいとのことですので、これらの組み合わせから始めてみてもいいかもしれませんね。
令和初のバレンタインはチョコレート×ワインで決まり!
「チョコレートとコーヒーという定番の組み合わせではなく、あえて変化のあるチョコレートとワインという組み合わせ。さらに、今日試した組み合わせのようにマッチングしているものを贈ることができれば、きっと相手に喜んでもらえると思います。」と、森澤さん。
Yukioさんも、「こういった組み合わせをバレンタインに贈ることができる方は素敵ですよね。」とコメントしてくれました。
ハードルが高く、難しいと思われがちなチョコレートとワインの組み合わせですが、ここでご紹介した合わせるコツやおすすめの組み合わせなら間違いなし!
ぜひ、令和初のバレンタインは「チョコレート×ワイン」でお楽しみください!
■[イエローテイル]
世界中で愛飲されているオーストラリアワイン[イエローテイル]。ワインの知識や飲み方のルールは一切不要。自由に、気軽に楽しめる。ワラビーのラベルが目印です。
[イエローテイル]のブランドサイトはこちら
http://www.sapporobeer.jp/wine/yellowtail/
■明治 ザ・チョコレート
「BEAN to BAR」により生まれた味わい、香りと色艶、とろける舌触り。すべてにこれまで以上のこだわりを凝縮した新たなチョコレート。
明治 ザ・チョコレートのブランドサイトはこちら
https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/
■森澤祐介
・ワールドオーダーのメンバー
・ドレンティチョコレートの代表
・静岡県掛川市の「輝くかけがわ応援大使」
D’RENTY CHOCOLATE(ドレンティチョコレート)のブランドサイトはこちら
https://drenty.net/
■Yukio
2018年にYoutubeチャンネルを開設、クッキングや商品紹介を中心に様々な動画を投稿。メインはワインの紹介動画で、ジャンルを問わず様々なワインを飲み、気軽に話しをするように紹介をすることでワインを身近に感じてもらえる動画となっており、紹介本数は100本を超える。
Yukioのyoutubeチャンネル「Yukio AM」はこちら
https://www.youtube.com/channel/UCF3SD9Lq0N1mR7UifNSmiZA
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