名護市議会

子育て支援策巡り与野党攻防 背景に財源の「基地マネー」

名護市議会で野党市議からの質問を聞く渡具知武豊市長(中央)=名護市で2018年6月25日、遠藤孝康撮影
名護市議会で野党市議からの質問を聞く渡具知武豊市長(中央)=名護市で2018年6月25日、遠藤孝康撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とされる名護市の市議会で、学校給食費や保育料を無料にする補正予算案が審議されている。無料化は2月に就任した渡具知武豊(とぐち・たけとよ)市長の公約だが、財源は辺野古移設への協力を前提に国が支給する米軍再編交付金。移設に反対する野党市議は「基地マネー」での子育て支援策を批判するが、9月に市議選を控えており、「子育て支援に後ろ向きと取られかねず、反対もしづらい」と苦渋の選択を迫られている。

 「基地を受け入れる代償として給食費を無料にすることは納得できない」。6月25日の市議会で野党会派の市議がただしたが、渡具知市長はにべもなかった。「あらゆる予算を活用して公約を実現していくということです」

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