高松宮記念

高松宮記念競馬予想に役立つ情報です。
是非ご一読下されば幸いです。

【高松宮記念2021予想】本命馬情報

【③ライトオンキュー】スパイラルカーブ得意

父Shamardal。母グレイトタイミング。母の父RavensPass。
2019年の京阪杯(G3・京都芝1200m)は、8番手追走から外を回って上がっていき、直線仕掛けられてからの反応が抜群で先に抜け出したカラクレナイを交わし、時計のかかる馬場にも対応できて優勝。4走前のUHB賞(OP・札幌芝1200m)は、5番手先行から抜け出す強い競馬で、2着馬に2馬身差をつけて完勝。3走前のキーンランドカップ(G3・札幌芝1200m)は雨が降り続いてかなり時計の掛かる馬場、抜群の反応で中団から早めに上がっていき先頭に立つが、外からエイティーンガールに交わされて2着に入線、優勝馬エイティーンガールより3キロ重い57キロの斤量を背負っていたことを考慮すれば、勝ち負けに匹敵する競馬内容だった。シルクロードS(G3・中京芝1200m)は、4か月ぶりの休み明け。5番手追走から早めに上がっていき、最終コーナーのスパイラルカーブで全体に外へ広がるなか、内ラチから進出して先頭に立つが、外から迫ってきたシヴァージに抜け出されて2着。高松宮記念と同じコースの最終コーナーでインを器用な脚で走れる機動力があることが示された。本番高松宮記念での巻き返しの可能性も十分にある。

【⑨インディチャンプ】ピッチ走法

父ステイゴールド。母ウィルパワー。母の父キングカメハメハ。
2019年の安田記念(G1・東京芝1600m)とマイルチャンピオンS(G1・京都芝1600m)を制覇。2020年は1勝止まりだったが、安田記念(3着)とマイルチャンピオンS(2着)と実力は示せた。芝1200mは高松宮記念が初めてになる。6歳になり年齢的な衰えがないとは言えない年齢。芝1200mの距離短縮なら、年齢的な衰えもカバーできる可能性があり、変わり身に期待。インディチャンプの体形は胴が短く、ピッチ走法で走る。中京芝1200mは中山芝1200mとは違い、3~4コーナーがきついカーブになっていることから、ピッチ走法で走るインディチャンプは脚をためることができると推測され、直線で一瞬の脚が切れて抜け出す可能性が十分にある。

【⑩ラウダシオン】左回り複勝率100%

父リアルインパクト。母アンティフォナ。母の父Songandaprayer。
2020年のNHKマイルC(G1・東京芝1600m)は、逃げたレシステンシアをマークして2番手で先行、直線で交わして先頭へ、1馬身半差をつけて優勝。前走シルクロードS(G3・中京芝1200m)は、出遅れて4番手で控えて追走。直線で順位を上げて3着。休み明け2戦目、510キロを超える大型馬なので使われた上積みが大きく見込めそうだ。馬場を問わない走りができるのは大きなアドバンテージになる。芝1200m、1400mのスプリントレースの戦績は6戦3勝・2着1回・3着2回で複勝率は100%。左回りは5戦2勝・2着2回・3着1回で複勝率は100%。高松宮記念が開催される左回りでの高いスプリント適性が認められる。

【⑭ダノンスマッシュ】芝1200m7勝

父ロードカナロア。母スピニングワイルドキャット。母の父HardSpun。
3走前のセントウルS(G2・中京芝1200m)は、朝雨が降り時計の掛かる馬場。先行馬を見ながらやや離れた4番手を追走。直線、差を詰めて抜け出して勝利。スプリンターズS(G1・中山芝1200m)は、スタートで遅れたがスムーズに4番手につける。直線は大外からグランアレグリアに差されたが2着に粘った。香港スプリント(G1・シャティン芝1200m)は世界のスプリント強豪を相手に見事優勝、世界に実力を示した。芝1200mは13戦7勝・勝率54%。芝1200m7勝は、出走メンバー中最多タイ。スプリント適性は最上位だ。今回高松宮記念は主戦の川田騎手が騎乗。人馬一体の競馬でG1連勝の期待がかかる。

【⑯レシステンシア】スピード能力

父ダイワメジャー。母マラコスタムブラダ。母の父Lizardisland。
2歳新馬(阪神芝1400m)、ファンタジーS(G3・京都芝1400m)、阪神ジュベナイルF(G1・阪神芝1600m)をデビュー3連勝でG1を制覇した2歳牝馬チャンピョン。桜花賞(G1・阪神芝1600m)2着、NHKマイルC(G1・東京芝1600m)2着とG1で好走。マイルチャンピオンS(G1)は24キロ馬体重が増加して大きく成長、太目感はなかったが、胴が詰まった、短距離向きの体形になっていた。その結果8着に敗退。阪急杯(G3・阪神芝1400m)は、好発から先手をとってスムーズに逃げた。直線に入っても先頭で、後続に並ばせず差を2馬身差に広げて勝利。2歳時以来の芝1400mで本来のスピードを取り戻した。レシステンシアはスプリントレース向きであることを示した。今回高松宮記念は初めての1200m戦となるが、芝1400mは3戦3勝でスプリント適性が高いことは既に証明済だ。緩みのない展開が予想される高松宮記念を逃げ切るのは至難の業だが、レシステンシアのスピード能力があれば高松宮記念で逃げ切ることも十分可能だ。

【高松宮記念2021予想】穴馬情報

【④モズスーパーフレア】連覇

父Speightstown。母ChristiesTreasure。母の父BelongtoMe。
2019年のスプリンターズS(G1・中山芝1200m)2着、昨年は逃げ切りが難しい高松宮記念(G1・中京芝1200m)を見事逃げ切って優勝。前日からの雨の影響が残って、かなり時計の掛かる馬場も味方した。シルクロードS(G3・中京芝1200m)で17着に大敗したことは大いに懸念されるが、休み明けで本番高松宮記念を目標に絞った叩きレースだった可能性もあるので軽視はできない。キンシャサノキセキ以来となる連覇がかかる1戦で巻き返しなるか注目される。

【⑥ダノンファンタジー】後傾ラップ

父ディープインパクト。母ライフフォーセール。母の父NotForSale。
阪神ジュベナイルF(G1・阪神芝1600m)など重賞を5勝している実力馬。2019年のローズS(G2・阪神芝1800m)を勝利した後は4連敗しましたが、2走前の阪神カップ(G2・阪神芝1400m)は、距離短縮で一変して快勝。阪神コースで5勝を挙げている阪神巧者、左回りの経験と実績が少ない。初めての芝1200m、経験の少ない左回りと克服すべき課題がある。芝1200mはベストの距離ではないので、高松宮記念が後傾ラップになれば穴をあける可能性がある。展開次第の注文がつく。

【⑪カツジ】楽に逃げるパターン

父ディープインパクト。母メリッサ。母の父ホワイトマズル。
通算成績19戦3勝。ニュージーランドT(G2・中山芝1600m)、スワンS(G2・京都芝1400m)の重賞を2勝。3走前のスワンSは鮮やかに逃げ切って実力を示した。ここ2戦のマイルチャンピオンS(G1)、阪急杯(G3)は2桁着順に大敗していることから人気薄になるので、ノーマークで楽に逃げるパターンがないとは言えない。有力馬がけん制し合えば昨年の高松宮記念のように波乱になる可能性もあるのでおさえておきたい逃げ馬だ。

【⑮マルターズディオサ】距離短縮に対応

父キズナ。母トップオブドーラ。母の父GrandSlam。
チューリップ賞(G2)、紫苑S(G3)の重賞2勝馬。前走の阪神C(G2・阪神芝1200m)は大外枠16番から逃げ馬を見ながら好位の3番手で先行。優勝馬ダノンファンタジーは内から抜け出したのに対しマルターズディオサは、外を回って上がっていき2着。距離ロスを考慮すれば負けて強しの競馬だった。距離短縮に対応できたことは大きな収穫。阪神Cの走りから、高松宮記念の究極のスピードレースに対応できる可能性もある。

【⑱ミッキーブリランテ】2走前百万馬券を演出

父ディープブリランテ。母エピックラヴ。母の父Dansili。
2走前のニューイヤーS(L・中山芝1600m)は、外枠から5番手を先行、直線では3頭の壮絶な追い比べを制して14番人気で勝利。3連単1,266,630円の百万馬券を演出。前走阪急杯(G3・阪神芝1400m)も10番人気の低評価。5番手の好位で先行。直線は馬群の中からやや外へ出され、良い脚を使い2着に入線。距離短縮となったが対応、好調をキープして重賞初連対。今回も人気になりそうにないが、ここ2戦を人気薄で激走した実力は侮れない。高松宮記念を勝利するには未だ実力が足りないが、2着・3着で3連単の高配当を演出する可能性はあるのでおさえておきたい穴馬だ。

【シヴァージ】回避

父FirstSamurai。母IndianBay。母の父IndianCharlie。
デビューから11戦連続ダートで3着以内。芝へ路線変更して2戦目から8戦連続でメンバー中最速上がりの末脚を発揮している直線一気の末脚勝負の脚質。シルクロードS(G3・中京芝1200m)は、外目の枠から後方10番手で控えて追走。3~4コーナーは外を回って上がっていき、直線でも外から捲くり気味に前の馬を交わして優勝、念願の重賞初制覇。2020年の高松宮記念では、33秒1のメンバー中最速上がりの末脚を発揮して差を詰め、優勝馬モズスーパーフレアと0秒3差の5着に好走。高松宮記念(中京芝1200m)は、坂を越えてからゴールまで240m、強烈な末脚を発揮できる瞬発力が求められ、ペースを問わず、412.5mの長い直線で瞬発力を発揮できる差し馬が有利な傾向があるので、シヴァージの強烈な末脚がいかされ、まとめて差し切る可能性は十分にある。但し、外傷を負った影響で一週前追切りは中止、どこまで回復しているか慎重に見極める必要がある。

【高松宮記念2021予想】コース適性

【②レッドアンシェル】重馬場巧者

父マンハッタンカフェ。母スタイルリスティック。母の父StormCat。
2019年CBC賞(G3・中京芝1200m)は、雨が降り続いてかなり時計の掛かる馬場。6番手を折り合って追走、直線は34秒4のメンバー中最速上がりの末脚で差して勝利。高松宮記念と同じコースで重賞勝ちがあることから、コース適性に懸念はない。昨年の北九州記念(G3・小倉芝1200m)は、午前にまとまった雨が降り、時計の掛かる馬場で優勝。近2走は良馬場で速めの時計がでる馬場で連敗。高松宮記念が時計のかかる馬場で開催されるなら、好走する確率は高まる。

【③ライトオンキュー】自在な脚

父Shamardal。母グレイトタイミング。母の父RavensPass。
中京芝は3戦1勝・2着1回で連対率66%。芝1200mは9戦3勝・2着3回で連対率66%。中京芝1200mはシルクロードSで2着。最終コーナーのスパイラルカーブでスピードに乗った馬は外へ広がったが、ライトオンキューは器用なコーナワークで内ラチから進出して2着に粘った。高松宮記念と同じコースの最終コーナーのスパイラルカーブで自在な脚でインから抜け出す器用な脚があることから、コース適性が高く好走が期待される。

【④モズスーパーフレア】昨年不利な外枠

父Speightstown。母ChristiesTreasure。母の父BelongtoMe。
昨年の高松宮記念(G1・中京芝1200m)は、前日からの雨の影響が残って、かなり時計の掛かる馬場を逃げ切って優勝。過去5年の高松宮記念で馬番が10番より外で3着以内に入ったのは昨年の16番モズスーパーフレアだけだ。不利な外枠で高松宮記念を優勝した走りから、中京芝1200mへのコース適性は非常に高く、今年も馬券に絡んでくる可能性は大きいと思われる。

【⑭ダノンスマッシュ】実績は最上位

父ロードカナロア。母スピニングワイルドキャット。母の父HardSpun。
中京芝1200mは3戦1勝(セントウルS)。芝1200mは13戦7勝・2着2回・3着1回で複勝率は77%。芝1200m勝率54%、複勝率77%は高松宮記念出走メンバー中でトップだ。芝1200mは7勝中6勝が重賞。前走は香港スプリントを勝ち、世界に通用するスプリント能力があることを示した。芝1200mの実績は最上位、先行力、コーナーでの機動力、スピード能力は文句なしだ。

【⑯レシステンシア】芝1400m3戦3勝

父ダイワメジャー。母マラコスタムブラダ。母の父Lizardisland。
芝1200mは未経験だが、芝1400mでは3戦3勝の実績からスプリント適性に懸念はない。優れたスタートダッシュ力、スピードの持続力がある。ハイペースが予想される高松宮記念を逃げ切るのは難しいが、3から4コーナーのスパイラルカーブで有力馬が外へ膨らめば、距離ロス最小限の走りでインから突き抜ける走りが、レシステンシアなら可能だ。

【シヴァージ】回避

父FirstSamurai。母IndianBay。母の父IndianCharlie。
中京芝1200mは3戦1勝(シルクロードS)。直近8戦全てでメンバー中最速上がりの末脚を使い、直近6戦連続で33秒台の末脚を使っている。高松宮記念はハイペースで差しが決まりやすく、中京芝1200mのコース形態は直線が412.5mと長く末脚を発揮しやすいコース。コース適性は出走メンバー中最上位と思われ、重賞初制覇が期待される。

【高松宮記念2021予想】血統情報

【③ライトオンキュー】父産駒中京芝1200m得意

父Shamardal。母グレイトタイミング。母の父RavensPass。
父Shamardalは、セントジェイムズパレスS、仏2000ギニー、仏ダービーのG1を3勝、通算成績7戦6勝だった。9頭のG1馬をだし種牡馬でも成功をおさめている。母の父RavensPassはクイーンエリザベス2世S、BCクラシックのG1を2勝。種牡馬としてスプリンターズSを制覇したタワーオブロンドンなど3頭のG1馬を出している。Shamardal産駒は中京芝1200mで好成績をおさめており、父Shamardalの血統適性が高い。

【➅ダノンファンタジー】

父ディープインパクト。母ライフフォーセール。母の父NotForSale。
父ディープインパクト×母の父NotForSaleの組み合わせはサトノフラッグと同じ。母ライフフォーセールは現役時代10戦8勝、G1を2勝した名牝馬だった。母の父NotForSaleはアルゼンチンの種牡馬で7頭のG1馬をだしている。母系にマイラー血脈が流れている影響で胴が短め体型で短い距離に向いている。

【⑨インディチャンプ】母系にスプリント血脈

父ステイゴールド。母ウィルパワー。母の父キングカメハメハ。
ステイゴールド産駒は重賞を112勝しているが芝1200mの重賞は未勝利。ステイゴールド産駒は全体的の胴が長く、短距離のピッチ走法は向いていない。2代母トキオリアリティーはリアルインパクト(安田記念、ジョージライダーS)、ネオリアリズム(クイーンエリザベス2世C)、アイルラヴァゲイン(オーシャンS)をだしている優秀な牝馬。アイルラヴァゲインが短距離馬だったことから、母系はスプリントレースにも対応できる血統だ。

【⑭ダノンスマッシュ】非SS血統

父ロードカナロア。母スピニングワイルドキャット。母の父HardSpun。
父ロードカナロア産駒は芝1200mの重賞で7勝。母スピニングワイルドキャット。母はRobertoの18.75%4×3の重厚なインブリードを持つ。Roberto系はスタミナ、持続力があり重馬場の時計にかかる馬場が得意です。高松宮記念当日は雨予報、重馬場になれば母のRoberto系のポテンシャルがいかされ
る。非サンデーサイレンスで古馬になっての成長力がある。

【⑯レシステンシア】スピード血統

父ダイワメジャー。母マラコスタムブラダ。母の父Lizardisland。
ダイワメジャー産駒は2014年にコパノリチャードが優勝。母マラコスタムブラダは現役時代米アルゼンチンG1ヒルベルトレレナ大賞を4馬身差で圧勝。父ダイワメジャーは、6頭の芝1200mの重賞勝ち馬をだしている。母マラコスタムブラダはデインヒルとサドラーズウェルズを併せ持ち、スピードの持続力を伝えている。1200mへの距離短縮に対応できる血統だ。阪神ジュベナイルF(G1)と阪急杯(G3)をレコードタイムで逃げ切った優れたスピード能力がある。

【高松宮記念2021枠順確定】

1-1 アウィルアウェイ(吉田隼人)
1-2 レッドアンシェル(池添謙一)
2-3 ライトオンキュー(横山典弘)
2-4 モズスーパーフレア(松若風馬)
3-5 ダイメイフジ(菱田裕二)
3-6 ダノンファンタジー(藤岡佑介)
4-7 アストラエンブレム(杉原誠人)
4-8 エイティーンガール(酒井学)
5-9 インディチャンプ(福永祐一)
5-10 ラウダシオン(M.デムーロ)
6-11 カツジ(中井裕二)
6-12 セイウンコウセイ(幸英明)
7-13 トゥラヴェスーラ(鮫島克駿)
7-14 ダノンスマッシュ(川田将雅)
7-15 マルターズディオサ(田辺裕信)
8-16 レシステンシア(浜中俊)
8-17 サウンドキアラ(松山弘平)
8-18 ミッキーブリランテ(和田竜二)

【高松宮記念2021予想オッズ】

人気順馬名予想オッズ
1レシステンシア2.1
2ダノンスマッシュ3.9
3インディチャンプ7.1
4ラウダシオン8
5ライトオンキュー14.4
6モズスーパーフレア18.2
7シヴァージ20.3
8ダノンファンタジー26.5
9サウンドキアラ37.9
10マルターズディオサ40.1
11ミッキーブリランテ48
12クリノガウディー95.9
13レッドアンシェル112.4
14アウィルアウェイ120.2
15エイティーンガール136
16セイウンコウセイ174.8
17アストラエンブレム177.8
18ダイメイフジ180.9
19トゥラヴェスーラ223.7
20カツジ233.8
21アイラブテーラー244.8
22メイショウグロッケ341.1
23ウォーターエデン392.6
高松宮記念2021予想オッズ