08/19 (日) ツジコノリコ『Kuro』Movie + Talk + Live

ツジコノリコ(ミュージシャンだけではなかった!)と気鋭の映像作家ジョージコヤマの、各映画祭で好評を得ている初長編映画。観客参加型の暗くて面白いラブストーリーです! そしてサントラが話題のレーベルPANから秋にリリース予定。

“Daring and inventive” — MUBI on ‘kuro”
“Spellbinding, Exquisitely Photographed Tale…masters of sound and image” — Screenanarchy on “kuro”

1部 映画『KURO』上映(2017年|84分|監督:Joji Koyama, Tsujiko Noriko)
2部 ツジコ・ノリコ トーク 
3部 ツジコ・ノリコ ソロライブ

日時:2018年8月19日 (日) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
   神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約 2,500円 当日 3,000円
主催:Kuro
共催:塩屋音楽会

予約・問い合わせ:旧グッゲンハイム邸

TEL : 078-220-3924 FAX: 078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

* ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、氏名、電話番号、枚数を明記下さい。
* こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
* 火曜日水曜日が休館日のため、メールの返信は木曜日から順になります。


『Kuro』(2017年|84分|監督:Joji Koyama, Tsujiko Noriko)

あらすじ
パリ郊外に住む日本人ロミはカラオケバーで働きながら、家では麻痺状態に陥っている恋人ミルーの面倒を見て暮らしている。ロミがミルーにお話を聞かせながら家での時間を過ごしていると、以前彼らが一緒に日本にいた頃の話題が発端となり、そこに登場する小野と呼ばれる男の謎が話をどんどん思わぬ方向に。自身の過去、伝説、奇談などを交えつつ、やがてロミのミルーへの一人語りは恐ろしいような、不思議なような、ただならぬ様相を帯び始める。

Kuroについて
Kuroはわたしたちが人生を受け入れていく上での物語の必要性ついての映画です。物語は世界を理解する上での骨組みであると同時に理解不能への恐怖からわたしたちを守ってくれます。けれど、守ってくれるとは言っても、そのストーリーの構成、使い方、解釈は常に不確実で流動的。おそらくKuroは、説明し切れぬ理解不能なものとは消えたと思いきや再び現れ、結局絶えずわたしたちにつきまとうものであるにもかかわらず、それらを物語でどうにかこうにか説明、言い表そうとするそのドタバタについての映画でもあるのです。観客の方々が、ものごとの不明確さの中を篤と探検できるようなゆとり空間を作り出すために、わたしたちは物語りの仕組みを利用しては、時にそれを枠から外してゆさぶってみる、というような映画を作りたかったのです。


ジョージ・コヤマ

ベルリン在住の映像作家、アニーメーター、グラフィックアーティスト。コヤマの短編映画、ア ニメーション、ミュージックビデオクリップ(Four Tet, Mogwai, Coldcut等)はロンドン短編映 画祭、British Animation Awardsで受賞、国際的に上映された。また2015年に彼は、出版社 Toupéeを立ち上げ、自身の初めての本である、短編ストーリー絵画本 ‘Plassein’ を出版。次に ペンギンブックスからぬり絵本 ‘Elsewhere’ が出版される。また彼は音楽家Matthew Herbertや 劇作家Ant Hamptonとのコラボレーション経験もあり、活動は多岐にわたる。

ツジコ ノリコ

パリ在住の音楽家、映画監督。 現在まで、17枚のアルバムをEditions Mego, Tomlab, Fat Cat and Room 40などからリリース。2003年、アルバム ”ハードにさせて” はPrix Ars Electronicaで 特別賞を受賞。映画、アニメーション、ダンス、インスタレーション作品への音楽提供や、音楽家Peter Rehberg, Nobukazu Takemura, Lawrence Englishとのコラボレーションも評価を得る。2005年より、映画監督も手がけ ‘砂とミニハワイ’, ‘SUN”を完成させると、パリのカルチエ財団美術館をはじめ、国際的に上映を行った。彼女の最新のアルバムはソロ作品 ‘My Ghost Comes Back’。

カレンダー, 塩屋音楽会|2018.08.19

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