アジア通貨動向(28日)=フィリピンペソが下落、大統領の施政方針演説に失望

[28日 ロイター] - アジア通貨市場ではフィリピンペソが下落。フィリピンのドゥテルテ大統領が27日に行った施政方針演説が、市場の期待に届かなかった。
大統領は演説でこれまでの新型コロナウイルス対策を擁護。市場では経済復興計画が発表されるとの期待が出ていた。
ペソは、新型コロナの感染拡大や米中の緊張にもかかわらず、過去6週間値上がりしていたが、この日は0.2%下落している。
ユニオン・バンク・オブ・フィリピンのチーフエコノミストは、施政方針演説について「経済復興計画や新型コロナの医療面の対策について、もっと発表があると予想していた。前向きで希望に満ちた演説を期待していた」と述べた。
他の東南アジア通貨は総じて小幅高。ドルが約2年ぶりの安値に下落していることが背景。

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