日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!

自由の女神が着物を身に纏ってしまう「if」の世界線

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『Dying: 1983』や『DYING: Reborn』を手掛けた中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによる新作RPG『昭和米国物語(Showa American Story)』が発表された。プラットフォームはPS4/PS5/PC。

舞台は昭和66年のアメリカで、強大な経済力を手にした日本の文化的植民地となっている。言うまでもなく架空の設定だが、日本経済がピークを迎えていた昭和末期、多くのアメリカ人が恐れていたような実態がもしも本当に起きていれば、というような設定と言えるだろう。鯉のぼりや招き猫に地蔵、それからラムネのような飲み物といった日本的な要素で彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏ってしまう「if」の世界線は日本人にとっても感慨深いものがありそうだ。

だが、本作はそんな世界設定を真面目に描くというよりも、B級映画のような雰囲気だ。この世界には10年ほど前からゾンビや化け物が登場するようにもなり、ロードムービーのような形式でゾンビやヤクザと戦うことになるようだ。

主人公となるのは千草蝶子という18才の少女で、アクション映画のスタントマンだ。彼女は妹と共にかつてロスアンゼルスとして知られていた新横浜にやってきて、オーディションを受ける予定だった。だが、そこで謎のエージェントに殺され、妹も行方不明となった。奇跡的に死から復活した蝶子は復讐を誓い、真実を求めて旅に出るというのがストーリーの始まりだ。

アクションも多彩で、トレーラーではスラッシュアクションさながらのスピード感で日本刀や蹴りによる近接アクションを見ているかと思えば、次の瞬間は機関銃やショットガンをぶっ放している。戦闘以外のゲームプレイも豊富で、蝶子が広大な世界をバイクや徒歩で移動し、住んでいるキャンピングカーで食事やトレーニングなどをしてステータスを強化することもできる模様。

ゲーム内音声はすべて日本語で、主題歌には大事MANブラザーズバンドの「それが大事」が採用されている。日本と80年代の文化を愛する中国人クリエイターの独特な感性が光るタイトルとなりそうだ。

『昭和米国物語(Showa American Story』はPS4/PS5/PC向けに発売予定。

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