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題... 日本の統治体制は死に体の印象

◆ 私も、そう感じています。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 菅首相選出に国民はしらけムード、日本の統治体制は死に体だ ⇒ https://bit.ly/32zDa9Q     <自民党も民主党も駄目となっていたから、安倍政権は「官邸」主導の政治を繰り広げた。今回の「後継選出」がしらじらしい背景には、いくつかの問題が横たわっている>      9月16日、日本の国会で新たな首相が選出される。だがこれまでのニュースを見ていて、どこかしっくりこない。何か本質的な問題があるのを知っていながら、それを隠して無理に騒ぎ立てている感がある。   本質的な問題は、今の日本の統治体制は死に体になっている、ということではないか。世論は2009年に自民党の政治と人に愛想を尽かして民主党政権を生んでみたものの、消費税を増額されて幻滅し、2012年に民主党を政権からたたき落とす。   つまり自民党も民主党も駄目となったこの時点で、日本の統治体制は死に体となったのだ。2012年に返り咲いた安倍政権は、だから「自民党」はできるだけ表に出さず、「官邸」主導の政治を繰り広げた。


◆ その通りだと思います。

 良識的で経済のわかる国民の多くは、“アベノミクスは失敗した”と気づいています(→ 注1)
 もちろん、自民党議員の中にもそう感じている人も少なくないはず。何しろ、国の経済戦略として“インバウンドによる観光振興”を目標にしていたのに、それが壊滅状態。
 いわずもがな、コロナ騒動。とりあえずコロナ騒動を何とかしないと、経済もクソもない。ところが、安倍首相は、“アベノマスク”などというトンチンカンで、お茶を濁そうとする。
 挙句に、“Go To”云々というわけのわからないことで、失敗を取り繕う始末。
 結局は、自身の精神状態を平静に保つことができなくて、持病の心身症が悪化。政権を投げ出す。要するに、官邸全体が“お手上げ”なのだと思います。[ #お手上げ ]
 私は、いっぱしの責任ある首相なら、病気でも、こんな非常時には討ち死に覚悟で、先頭に立って采配を振るってもらいたい。それでこそ、責任ある首相というもの。


◆ うろたえたのは、今度は、自民党議員たち。

 国民の多くが次期首相候補にさえ挙げていなかった菅官房長官を、急遽、次期首相に担いでしまいました。このうろたえぶりが、私は、何か、しっくりきません。
 国民が菅官房長官を首相に担いだのならそれはそれで仕方ないことだとも思いますが、国民ではなく自民党の国会議員によって菅官房長官が担がれてしまうのは、おかしい。
 僅差で菅官房長官が新首相になるのなら、まだ、救いもあります。でも、選挙とは名ばかり。現実には選挙は単なるセレモニー。まさに、今回の自民党の選挙は“茶番劇”。[ #茶番劇 ]
 悪い意味での“官邸主導”の最たるところは、政権を投げ出しただらしない安倍首相を、まるで定年で“勇退”するかのように、拍手喝采で送り出してしまうことろ。
 自ら首相の座を投げ出した人は、ひっそり去るのが良識というもの。ついでに言えば、首相だけではなく、国会議員もやめるのが礼儀でしょう。[ #ひっそり去るのが良識 ]


◆ 正しい官邸主導の政治にしたければ、国民の直接選挙による“首相公選制”にしないとダメでしょう。

 今のような国民が選んだ首相ではない人を中心に据えた官邸主導では、国民主権が正しく機能しない。単なる、“首相主権”になってしまいます。[ #首相主権 ]
 首相主権になってしまうと、森友騒動のような不祥事が起きた時に困る。自民党議員だけではなく、役所までが総出でそれをもみ消してしまい、行政が正しく機能しなくなる
 国民が選んだ首相が失敗したのなら、諦めもつく。誰にでも失敗はある。国民も失敗することもある。次に同じ間違いをしないように反省し、新しい首相を選べばいい。
 でも、わけのわからない連中に勝手に選ばれた首相が失敗したのでは、諦められない。
 わが国は、憲法改正してでも、そろそろ首相公選制をめざすべきだと思います。[ #首相公選制 ]

~~~~~

●(注1)  “アベノミクスは失敗した”ということについては、2020.09.14のブログ 『社会経済の根幹に関わる分野の成長戦略が大切』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3kiwhzK

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