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みえ松阪マラソン完走記念品の八角メダルに特産品や名所 松阪工高卒・古嵜さんデザイン

2022年9月13日 05時05分 (9月13日 12時35分更新)
松阪市の特産品がデザインされたメダルの表面(左)と裏面=松阪市役所で

松阪市の特産品がデザインされたメダルの表面(左)と裏面=松阪市役所で

  • 松阪市の特産品がデザインされたメダルの表面(左)と裏面=松阪市役所で
  • 完成したメダルを手にする古嵜さん=松阪市役所で
 十二月十八日に松阪市内で開催される県内唯一のフルマラソン大会「みえ松阪マラソン」(中日新聞社など共催)の完走者に贈られるメダルが完成した。デザインは松阪工業高卒業生の古嵜蘭奈(こざきらな)さん(18)=奈良芸術短大一年=が手掛け、市の特産品や名所などが表裏面にあしらわれている。古嵜さんは「マラソンが終わった後も、松阪のことを思い出してほしい」とメダルに込めた思いを語る。
 メダルは八角形で、縦、横ともに六センチ。表面は藍色にしま模様が特徴の市の特産品「松阪木綿」をイメージして着色した。中心部には松阪牛のひづめや、市の鳥のウグイスなどが刻まれ、その周囲の模様は「御城番(ごじょうばん)屋敷」(殿町)の石畳からヒントを得てデザインされた。
 裏面には国史跡「松坂城跡」(殿町)の石垣と桜の木があしらわれている。
 大会は当初、二〇二〇年に開催する予定だったため、主催する実行委が前年の一九年、メダルのデザインを松阪工業高繊維デザイン科に依頼。当時の一年生だった古嵜さんらが授業の一環で考え、四十作品が集まった。その後、実行委がインターネットでアンケートを実施し、最も多くの人気を集めた古嵜さんの案が採用された。
 大会は新型コロナウイルスの影響で延期が続いていたが、ようやくデザインが日の目を見ることになった。古嵜さんは「市内の歴史的な建物や街の特徴などを調べた。頭の中のイメージが形になり、うれしい」と話している。
 (望月海希)

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