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  • Writer's pictureyama

南アフリカから

南アフリカダーバンでの活動を終えて、メンバー全員帰路につきました。

いつも応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます。


今回活動したBellhavan Memorial centre(ベルヘブンメモリアルセンター)には、薬物中毒、更に結核やHIVに罹患されている方もいらっしゃいます。


悩みながら薬の治療を受けている方へ、お灸と耳鍼を伝えに行きました。


お灸は、手三里と足三里を中心に。

本来ならば、腰部八点穴も行いたいところなのですが、国、環境、文化の違いから、上着をめくって腰部を出すのも、ズボンをまくって足を出すことさえ難しく、ご本人の許可を得てから可能な部分のお灸を据える事になりました。


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最終日には、かなり興奮状態で、大声を出している方がスタッフに連れられて来ました。

イスにかけて頂いても話は止まらず叫んだりしてました。


様子を見て『お灸を手と足にしてもいいですか?』『私が体に触れてもいいですか?』と話しかけると、『OK』と言ってくれたので、先ずは足三里にお灸を1壮据え、熱さを確認しながら重ねてもう1壮。


すると不思議な事に、彼は落ち着き穏やかになりました。もう叫ぶ事もありません。

彼の手を使ってツボもとり、足三里の次は手三里へ。

横で心配そうに見ていた看護師やスタッフの方も、もう大丈夫だと安心して席を離れました。


お灸の熱、体温の心地よさで、こんなにも心が直ぐに落ち着くのだと、施術した私も驚きました。

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"お灸は世界を変える"

そう私たちは願って活動をしています。

その願いがこの瞬間、確信に変わりました。


私たちは無力です。

でも何が出来るのか?問い続けながら止まらずに進みます。

その為には、どうしても皆さまのお力をお借りしないといけません。

どうか、皆さまのお気持ち、お力をこれからもおかしください。

どうぞよろしくお願いいたします。



今回、

●耳鍼用の鍼を提供してくださったファロス社様

●練習で使った後の艾をふるい直して、お灸と線香のセットを作ってくださった東洋鍼灸専門学校様

●現地の方へ使ってもらうボールペンを提供してくださった沖縄統合医療学院様


そして

いつも募金や艾などのご購入で応援してくださる皆さま

投稿のシェアや見てくださってる皆さま


本当にありがとうございます!とてもとても喜んでいただけました! 心から感謝いたします。





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