「第41回大阪国際女子マラソン」(30日、主催・サンケイスポーツなど、協賛・奥村組)に向け27日、大阪市内のホテルに選手村がオープンした。新型コロナウイルス感染拡大防止のため恒例の開村式は行われず、大会独自の育成枠「ネクストヒロイン」の小川那月(みゆ、22)=神戸学院大=と宮永光唯(22)=大阪芸大=がオンラインで取材に応じ意気込みを語った。
20歳の初挑戦から3年連続の出場となる小川は「去年(2時間41分10秒)と比べて走力も上がっている。2時間35分切りを目指したい」と気合十分。今月上旬の練習で行った40キロ走では、目標タイムより遅めのペースながらも余裕を持って走れたことで自信を深め、自己記録更新への手応えも握る。
2年連続の参戦となる宮永も「レースプランを作って練習してきて、今は最終調整になってイメージが少しずつできている状態です」と前を向いた。コロナ禍でのレースということになりに「大変な状況というのは承知していて、その中で開催されるありがたみを持ちながら」と感謝の気持ちを口にし「かけがえのない瞬間になると思うので、それもかみしめながら走りたい」と話していた。
◆主催者からのお願い 第41回大阪国際女子マラソンは30日、ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区)を発着点とする42・195キロのコースで行われます。新型コロナウイルスの感染拡大で大阪府でもまん延防止等重点措置が適用されることを受け、今回は沿道での応援は自粛していただき、テレビの前で声援を送っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。