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題... ウクライナ戦争は長引きます

◆ まぁ、そんな感じになりそうな気がします。

~~< 以下 引用 >~~   ■ロ軍の疲弊鮮明 制裁で兵器調達困難に―西側情報筋 ⇒ https://bit.ly/3KYcsuO ■

 ウクライナ侵攻を続けるロシア軍の疲弊が鮮明になっている。経済制裁の影響で、兵器など軍事物資の調達がままならないことが要因の一つだ。現在の規模の戦闘を維持した場合、月内か6月に軍事資源が枯渇するとの分析があり、西側情報筋は「ロシアは(戦闘の)規模を縮小し、長期戦に持ち込む公算が大きい」と指摘した。

 激しい消耗の背景には、ウクライナ軍の有効な反撃のほか、ロシア軍の補給の不備、戦術ミス、訓練不足など複数の要因がある。補給の必要な軍需品が不足していることも大きい。

 ロシアはミサイル製造に必要な半導体などのハイテク製品を外国から調達していたが、米主導の国際的な輸出規制により入手が難しくなった。


◆ もはや、プーチン氏のロシアには“勝ち”はない。

 ロシア軍は戦争のやり方があまりにも“下手”なのです。あんなやり方で、現代の侵攻戦争には勝てない。(→ 注1)

 アメリカほどの経済力(→ 軍事作戦に使える資金面のゆとりのこと)がないと、侵攻作戦に勝てない。つまり、侵略戦争に勝つには爆弾などの“圧倒的な火力の差”が不可欠。[ #火力]

 現に、アメリカは、“間違った戦争”ではありましたが、そんな戦争のやり方で“イラク戦争”には一応は勝ったような結果になりました。[ #間違った戦争]

 でも、ロシアには、資金的にも戦術的にもそんな能力はないようです。

 となると、ロシアとしては、何とかして、国際社会に対して“ロシアは、決して負けたわけではない”と演出するくらいしかできないと思います。


◆ ロシアは、戦線を大幅に縮小し、しぶとくウクライナへ圧力をかける長期戦に移行しそう。

 プーチン氏も、今回の失敗で、やっと私が強調してきたものの考え方を悟ってくれるかもしれません。つまり、“継続だけが力なり”なのです。[ #継続だけが力なり]

 昔から、ウクライナ人は“傭兵”として欧州各地の戦争で活躍していたほど。 “コサック兵”として有名だった人たち。つまり、伝統的に、戦闘好きな人たちなのです。

 そんな人たちが今の“アゾフ大隊”になっているのだと思います。となると、生半可なことではロシアに勝ちはない。[ #アゾフ大隊]


 ちなみに、ロシアに勝ちがあるとしたら、ロシアの昔からの戦い方の “国民の経済的および人的被害は無視した圧倒的な人海戦術”でウクライナを踏みつぶすしかない。

 でも、ロシアの若者たちも、近年の国際的な良識を知っているので、素直に徴兵などに応じるわけもない。要するに、この戦争は長引くことになるのは確実だと思います。

~~~~~

●(注1)  ロシア軍は現代の侵攻作戦での戦闘のやり方を知らない云々については、2022.05.08のブログ 『軍事作戦の二つの側面』をご覧ください。[→ https://bit.ly/37vMpNH ]

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