悩ましいほど美しく、エネルギッシュなキャラで、スパモの代名詞とも言えるシンディ・クロフォード。モデルの世界を飛び越えリポーターから実業家、女優までと、マルチなタレントを発揮。天下のハリウッドスターも魅了したアメリカンドリームガールとは彼女のこと!
前髪の生え際を立ち上げた、ゴージャスなウエービーヘア、真っ赤なリップ、セクシーな口元のほくろ、そして泣く子も黙るスーパーダイナマイトボディー! シンディは“スーパーモデル”の名を確立させた張本人といえるだろう。
高校を優秀な成績で卒業し、ノースウェスタン大学へ入学。化学系のエンジニアを目指しつつ、モデルのアルバイトもしていたが、この時点で1日1000ドルという大金を稼いでいたという。
あまりの美しさゆえ、大学1年の1学期で学業を断念し、モデルの世界へ本格進出。雑誌のカバー起用は400回を超え、レブロンとの契約でモデル界のトップスターへと登りつめた。
「シンディを変に撮影するなんて不可能なこと」とは、当時のカメラマンや仕事をしたことのある人々の間での共通セオリー。彼女の美しさ、カリスマ性、プロフェッショナリズムは確固たるものだった。はじけんばかりの肉体が惜しみなく披露された水着ショットの数々は、たしかに男性を夢見心地にさせてしまう神々しさがあったけれど、一方で、「ヘルシー」、「パワフル」といったポジティブな言葉で、女性までも魅了したのがシンディだ。
さらに、このアメリカンガールの活躍はモデル業にとどまらず、MTV のキャスターをこなしたり、自らがインストラクターを務めるフィットネスビデオを製作し、大ヒットさせたりと、多才ぶりを発揮。『フェア・ゲーム』('95)を代表作に、映画界への進出も果たし、シンディの才能がフィジカルなものだけではないことを証明した。
リチャード・ギアとの結婚も、シンディをさらなる大物へとけん引。メディアコンシャスなカップルとして話題になったが4年で破局。1998年に実業家のランディ・ガーバーと再婚し、息子プレスリーと娘カイアを出産。ふたりをトップモデルに立派に育て上げた手腕もDNAも周知の事実。モデルとしてはもちろん、母親としてもスーパー級!