マラソン大会実施へガイドライン作成中 今月下旬にも公表

スポーツ報知
大迫傑

 日本陸連は4日、活動再開に向けたガイダンスの公表予定を発表した。日常のトレーニングや競技会の再開に向けて、チェックリストなどを作成している。相次いで中止が発表されているマラソン大会についても、今月下旬に公表する。

 オンラインで取材に応じた尾県貢専務理事は「マラソンの感染リスク軽減は本当に大変なこと。慎重に策定したい」と言及。応援自粛を呼びかけた3月の東京マラソンでも、沿道には約7万2000人が駆けつけた。陸上競技場での競技会などとは違い、公道での応援は規制が難しい上、ランナーも大勢集う。「マラソンはまず、エリートレース(選手権など)。次の段階としては、一般市民マラソン。練習会については、ガイダンスではなく色々なところでの啓蒙、啓発を進めたい」と慎重な姿勢を示した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本陸連は今月末までの主催・後援大会を中止、もしくは延期という対応を取った。この日は文書を通じて「全国的に緊急事態宣言が解除されてさまざまな活動が再開へと動きだし、陸上競技でも再開の可能性を探り始めましたが、感染のリスクを軽減させるための周到な対応を徹底しなければなりません」とした。

 以下、現時点で中止が発表された主なマラソン大会。

▽サロマ湖100キロウルトラマラソン(6月28日)

▽函館マラソン(7月5日)

▽サフォークランド士別ハーフマラソン(7月12日)

▽富士登山競走(7月17日)

▽ボストン・マラソン(9月14日)

▽東北・みやぎ復興マラソン(10月3、4日)

▽松島ハーフマラソン(10月11日)

▽浜名湖マラソン(11月8日)

▽上尾ハーフマラソン(11月15日)

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