2021/2/23
私は令和元年12月議会で、不登校児童に対する支援について取り上げました。
奈良市の小・中学校の不登校児童は約400名いますが、全国的に不登校児童のうち約1割が適応指導教室に通っている状況です。
奈良市の適応指導教室では、中学生を対象に学習支援を週3回、グループ体験学習を週1回実施しています。
議会では、この適応指導教室に通っていない9割の児童に対するより一層の支援充実を訴え、公設民営のフリースクールの設置などについて提案してきたところです。
令和元年10月25日には、文部科学省より出されました不登校児童生徒への支援の在り方についての通知の中で、フリースクールなどの民間施設やNPO等と積極的に連携し、相互に協力、補完することの意義は大きいと、その内容の中で示されているからです。
今回の令和3年3月議会には、適応指導教室(HOP青山)の予算が計上されています。
これまでの適応指導教室は、奈良市に1カ所でしたが、もう1カ所設置をする形となります。特に一人一人の状況によりそった学び、社会的自立に向けた支援をおこなう選択肢を広げていく点においては、フリースクールとしての運営を期待するところです。
不登校児童への支援が充実した点については良かったです。
この場所が不登校児童にとって必要な場所となるよう、対応してまいります。
以下については、令和3年度 奈良市当初予算案等説明資料(令和3年2月22日発表)より抜粋
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>ひぐち 清二郎 (ヒグチ セイジロウ)>奈良市の不登校児童に対する取り組みについて(適応指導教室、フリースクール)