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主婦ポリ番外:NY知事クオモ会見(5.11)

概要:再開プラン詳細。各地域Control Roomの構成員発表。NY FORWARD再開プランPDF。各自しっかり理解して。

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(*今日はローチェスターから)

今日は各地域のリーダー、市長や地域のElected officialsをここに招いています。今日のプレゼンを見てもらう為に。今日は新しいチャプターですから。New Phase。5/15が州法であるPAUSE法の期限です。その後は地域ごとの行政に任されます。

楽しみであり、不安である再開です。賢明に、知的に行いたい。

総患者数、減少。

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(net)新規患者数、減少。

(net)新規人工呼吸器使用数、減少。


死亡者数 161

5/5 232
5/6 231
5/7 216
5/8 207
5/9 161(内112病院/49老人ホーム)

(gross)新規患者数。488。減少。3/19と同じ値。

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死亡者数は3/26と同じ値。

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私達は山の反対側に来ました。

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??REOPENING??

5/15、今週の金曜日。各地域は準備を。

再開への条件。

●データが(その地域の)感染縮小を示している事。

●検査/追跡システムの整備。アイディアとしてはシンプル。運営上は悪夢。これがしっかり出来ている事。

NEW YORK タフー賢明。を思い出して。


再開条件詳細。

1。入院患者総数の14日連続の「減少」 あるいは 「新規15人以下」(3日平均値)
2。死亡者数総数の14日連続の「減少」 あるいは 「新規5人以下」(3日平均値)
3。人口10万人に対して新規入院患者二人以下である事(3日平均値)
4。医療容量(ベッド)に30%の余裕がある事
5。ICUベッドに30%の余裕が有る事
6。人口1000人に対して30の検査を毎月行う事(7日新規検査平均値)
7。人口10万人に対して最低30名、(検査で分かる)感染率に応じてそれ以上の追跡人がいるこ事

非常に白黒はっきりした数字での条件です。各地域でチャートにして見て行く事ができます。SFフィクション見たいですが、これが科学、データに基づいた行政です。
https://forward.ny.gov/regional-monitoring-dashboard

事業毎の再開フェーズ

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Risk v. Reward アナリシス
感染拡大の危険性、経済さ、この2点で各事業を評価していきます。それによりどの再開フェーズに属するかが決まります。

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各事業は
People
Places
Processes
において予防/感染モニターなどを取り入れた低リスクの新しい営業形態を決めて下さい。

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小売業/retail
全ての小売業に対して、「歩道での受け渡し」「店内でのピックアップ」(*注文は事前に、という意味合い)を許可。エッセンシャル認定の小売業は今まで通り。

5/15から再開できる低リスク事業/アクティビティ
●ランドスケープ、造園業
●屋外、低リスクのレクレーション(テニスなど)
●ドライブイン シアター、、、back to the futureですね、back to the drive-in theatre、、良いと思いますよ、私は。

地域行政
●検査/追跡の実施
●病院と協力した感染率モニター
●各事業のコンプライアンスーー例えば従業員から「これでは不安だ、行政の条件満たしていない」と連絡あったとき、すぐ対応できるように。
●隣接する郡や地域の役所と密に連絡をとる

そして

Regional Control Room

の設立を。

各データをモニターして、上昇を確認すれば速やかに「ブレーカーを上げる」事ができる機関です。それができなければあっという間に私達の今までの努力が無駄になり、山の上り坂に逆戻りをします。

各Regional Control Room構成員はこちら
(*各郡、市などの市長や、地域政府高官、学術系の公的アドバイザーなどが名前を連ねています)

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私達は今、この歴史的な旅路の次の大きな一歩を踏み出そうとしています。

今まで、私達は賢明で、団結した行動をしてきました。最悪の事態は免れました。

見返してみましょう。
●コロナウイルスは1−2月に欧州から入って来ました。誰も気づいて無かった。3月中旬に欧州からの渡航禁止令。遅すぎました。200万人が既に入っていた。
●12万のベッドが必要になると予測されました。5万1000床しか無かった。急いで集めたけど、限りがあった。感染拡大の際の需要/供給の供給には天井があった。
●感染拡大の「需要」を減らす為に、自宅待機令をだし、事業を閉めた。これにより拡大が減速した。これが効かなかったら、更に数千人の死者が出ていただろう。

私達があの予想曲線を変えました。賢明な行動で。

それをこれからも続けましょう。NYは山の下り坂にいます。NYを除けば、米国全体ではまだ山の上り坂にいるのです。私達は全国で最悪の事態を最良の事態に変えているのです。

次のフェーズでは、周りをみて、他国の失敗から学びましょう。

多州の再開を見ていても、地域同士の連携がうまく行っておらず、非常に分かりにくい再開をしています。NYではうまく調整して行いましょう。

そして、いくつかの州ではCDC(米国疾病予防管理センター)のガイドラインを無視して再開している所もあります。理解に苦しみます。

ジョージア州は早々に再開して隣接州から人々の流入が起こっています。

そして他の場所でみられる大きな間違いは「人民をプランの一部としない」ことです。地域政府が、押えつける、言いつける方法で再開を実行している。大きな間違いです。
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それをふまえて私見。


自分が知事として、今回の仕事に誇りを持てた所と言えばその部分です。州民の参加を考慮したプラン作り。


人々が、自分から、プランに参加してくれる状況を作った。ここまで人民と団結した州政は近代にはなかった。


上から治めるのでなく、個人が自制をし、自らを治め、自主的にプランに参加してくれた。

近代は、政府の無能さ、プロフェッショナリズムの欠如に人民が慣れてしまっていた。政府は政治劇場にうつつを抜かし、レトリックや、スピン(事実を歪曲して伝え、解釈すること)ばかりに力を注ぐ。

そんな政府のままではこの状況には対応できません。

人民は自ら参加し、情報をしっかり与えられた。自分の生活に直接響くと理解してくれた。これは抽象的な話では無い、生死に関わる事実なのだ、と理解してくれた。そして人民が注意を払ってくれた。だから私は事実を届ける事に徹した。

People need to be part of this.

再開プランに注意を払って下さい。不備があれば私を責めて。地域のリーダーを責めて。
NY FORWARD REOPENING PLAN
https://www.governor.ny.gov/sites/governor.ny.gov/files/atoms/files/NYForwardReopeningGuide.pdf


賢明な行動をして下さい。自分たちで注意を払って、自分を、子供達を守って下さい。子供達も危険です。93件の児童のコロナ関連患者をいま調査中です。

あなたの家族の健康を。自ら守って。


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