FASHION / TREND & STORY

大人のノースリーブは、デザインコンシャスが合言葉。【今週のランウェイスタイル】

カジュアルになりがちなノースリーブだが、今季はデザインやレイヤードを駆使して脱カジュアル路線にシフト。センシュアルなシークインや上質なスエード素材などで、モダンに格上げした5つのスタイルをランウェイからお届け。
HERMES スエード生地なら、ワークスタイルでも活躍。

夏のオフィススタイルで重宝するのが、フォーマル感を演出しながら涼しさも叶えてくれるノースリーブトップだ。エルメス(HERMES)から登場したのは、落ち着きのあるカーキをベースに、シンメトリーに白のラインを施した端正なデザインの一着。合わせるパンツも深めのグリーンをチョイスしてワントーンでまとめれば、洗練されたモダンな印象に仕上がる。

SAINT LAURENT 今季のオールブラックは、センシュアルなシークインにトライ。

大人のパーティールックの参考にしたいスタイルが、サンローラン(SAINT LAURENT)からお目見え。ノースリーブの程よい肌見せとシークインの煌めきで、スタイリッシュなブラックコーデをセンシュアルにアップデートした。足もとはポインテッドトゥのハイヒールで、レディなアクセントを添えるのがお約束。

JACQUEMUS ジェンダーミックスに着こなす、甘くないピンク。

壮大なラベンダー畑でコレクションを発表したジャックムス(JACQUEMUS)では、巧みにジェンダーをミックスしたこちらのルックに注目を。ボディラインを強調するピンクのタンクトップに、ゆったりとしたシルエットのダンディなパンツを合わせることで、男性性と女性性をユニークに融合した。インパクトのある特大バッグからは、ジャックムスらしい遊び心が感じられる。

FENDI 抜け感が鍵を握る、ワンランク上のブラウンコーデ。

「夏の夜」をテーマにしたフェンディ(FENDI)のコレクションからはこちらのルックがエントリー。ブラウンのニットトップを夏らしく着こなすなら、ボトムにはシースルー生地で仕立てられたヌーディーなスカートを合わせて抜け感を演出するのが◎。あえてアクセサリーは付けず、バッグやシューズも同系色で揃えたら、ナチュラルなムード漂う装いに。

ZIMMERMANN 色柄ミックスは、統一感を意識して攻略を。

グラフィカルなスカートにも引けを取らず、しっかりと存在感を放つ一着をジマーマン(ZIMMERMANN)のランウェイで発見。ストラップに斬新なひねりが加えられたタンクトップには、中にもう一枚レイヤードすることで肌見せを調節しながらユニークさをプラス。シューズは服にリンクしたホワイトをチョイスすれば、色柄ミックスでもまとまりのあるスタイリングに。

Catwalk Photos: Gorunway.com Editor: Masayo Ugawa