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厚生労働省は今月から、新型コロナウイルス感染者の病床使用率の集計方法を変更した。これまでは、入院中の人だけでなく入院先が決まった人も含めて計上していたが、新方式では、実際に入院中の人だけで計上する。これにより、医療の
病床使用率は、国が定めた7指標の一つで、医療の逼迫度を分析し、緊急事態宣言の解除などの参考にしている。従来の集計では、入院先が決まっているものの、準備が整わずに自宅などにいる感染者も加えて集計していた。このため、病床の逼迫度合いが正確に把握できていなかった。
新方式の適用により、全国のコロナ病床3万4943床に対し、入院者は1万4264人となり、病床使用率は41%となった。「ステージ4」の地域は減ったものの、沖縄県はコロナ病床610床に対し、入院患者は608人(99・7%)と満床に迫る深刻な状況となっている。福島や群馬、石川などの9府県は、2番目に深刻な「ステージ3(20%以上)」の水準に下がった。