初1万メートルで日本歴代2位の不破聖衣来 拓大・五十嵐監督「練習を見れば驚くタイムではない」

[ 2021年12月11日 20:32 ]

日本歴代2位のタイムにガッツポーズをする不破と拓殖大・五十嵐監督
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 陸上の関西実業団ディスタンストライアルin京都が11日、たけびしスタジアム京都で行われ、女子1万メートルで不破聖衣来(せいら、18=拓大)が30分45秒21の日本歴代2位となるタイムをマークした。日本の学生記録を更新し、20歳以下では世界歴代5位。来夏に米オレゴン州ユージンで行われる世界選手権の参加標準記録も突破した。

 トラックで挑む初めての1万メートルながら、新谷仁美の持つ30分20秒44に次ぐ驚異のタイム。それでも、指導する拓大の五十嵐利治監督は「今までの練習を見る中では、驚くタイムではない。力的には、これぐらい出てもおかしくない」という。その強さの理由を問われると「目標に対して、突き詰める。自分が分からないことは聞いてくるし、そのアドバイスは実行する」と語った。

 今後に向けて「(1キロを)3分から3分2秒ぐらいで引っ張れば、ゆくゆくは日本記録に近いペースでいくんじゃないか」と五十嵐監督。「今、私が理想とする練習の6割ぐらいしか彼女はしていない。当然、伸びしろがある。でも、記録がいいからといって、理想の高い練習をすると故障につながる。故障に一番、神経を払ってやっているい、大きな故障なく来れているのは、彼女のポテンシャルを引き出す一番の秘けつだと思う」と語った。

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2021年12月11日のニュース