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News- 高知のニュース

四万十川桜マラソン・2年ぶり開催「走れる事がありがたい」四国4県の1300人超がフルマラソン【高知】

大粒の雨に打たれ揺れる満開の桜。

2年ぶりとなる四万十川桜マラソンは3月28日、春雨の中での開催となりました。

2020年は新型コロナの影響でマラソンは中止に。

2021年は感染対策のためエントリーできるのは四国4県の在住者のみでしたが、1331人のランナーが四万十町に集結しました。

高知さんさんテレビの中村安里アナウンサーもランナーとしてフルマラソン初挑戦です。

コースは四万十町の窪川・大正・十和を四万十川沿いに走り抜ける42.195キロ。

2つの沈下橋を通る折り返しなしの1本道です。

沿道には応援する人の傘の花が咲きました。

Q.誰を応援?
娘「お父さん。かっこよかった」
妻「楽しそうに走っていた。雨でぬれながらも」

そんな沿道の人の目を引いたのが。
男の子「ニンジンがんばれー!ニンジンがおった」

障害のある人の伴走として参加していたランニングトレーナーの村場伸也さんです。

こう見えて数々のウルトラマラソンを完走してきた”鉄人”は雨のコンディションについて。

村場伸也さん「僕はそんなに悪くないと思います。走りやすい。いい感じ」

一方、「生きがい」を求め走る人も。

大福滋保さん「すごいキレイ。ちょうど満開と重なっている」

大福滋保さん(45)は2019年9月、乳がんの手術を受けました。

治療中も走る事をやめず、2020年の龍馬マラソンも完走しました。

大福滋保さん「めっちゃしんどいけど(治療中は)もっとしんどかったなぁと思って。走れる事がありがたい。頑張らないといけないと思う」

それぞれの思いを胸に走るランナーたち。四万十の大自然がその足取りを見守ります。

沈下橋を走ったランナー「気持ちいいー。サイコー」

中村アナウンサーも川のせせらぎに背中を押されたようです。

中村安里アナウンサー「想像以上に楽しいです」

しかし。

後半のヤマ場『心臓破りの坂』で足を止めるランナー。

地元の男性「心臓破りの坂終わりますよー。頑張ってください。もうちょっとですきょー」

地元の男性は2年ぶりの応援に熱が入ります。

地元の男性「地元としては、来てくれる人におもてなしをせないかん。精一杯、やれる事はやる」

雨にもコロナにも負けず、大会に関わる全ての人が「マラソン」の喜びを感じた1日でした。

完走したランナー「1人だったら絶対できない。窪川からこの雨の中たった1人で走って4時間切るなんてできない。皆さんのおかげ」

完走したランナー「私が完走したら旦那が禁煙するって事で。途中(走るのを)やめようかと思ったが、この人にタバコやめてもらうために最後走った。意地です」
夫「(禁煙)頑張ります」
妻「頑張りますじゃない!やめてもらわんと困るがやき」

1331人中1001人が制限時間内(6時間)に完走しました。

涙あり、笑顔あり、感動あり。様々なドラマが詰まった2021年の桜マラソンの模様は5月2日午後1時50分から高知さんさんテレビでたっぷりとお伝えします。