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バイデン氏「ロシア、早ければ16日にもウクライナ侵攻の可能性」

バイデン氏「ロシア、早ければ16日にもウクライナ侵攻の可能性」

Posted February. 14, 2022 07:48,   

Updated February. 14, 2022 07:48

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バイデン米大統領が、ロシアが早ければ16日にウクライナに対する大規模な侵攻を強行する可能性が高いと明らかにしたと、米メディアが報じた。約40日ぶりに実現したバイデン氏とロシアのプーチン大統領の電話会談が突破口を見出せない中、米国はポーランドに米軍3千人の追加派遣を決めた。

バイデン氏は12日(現地時間)、プーチン氏との62分間の電話会談で、「ロシアがウクライナを攻撃すれば、ロシアは取り返しのつかない被害を受けることになるだろう」と警告したと、米ホワイトハウスが明らかにした。バイデン氏は軍縮会談など外交的解決策も提示した。ホワイトハウス関係者は、「(危機状況に)根本的な変化はない」とし、「両首脳は、両国が今後数日間、対話を続けることにしたが、これと関係なくロシアは軍事行動に出る可能性がある」と話した。

これに先立ち、PBS放送やポリティコなど米メディアは、「バイデン氏が11日に欧州首脳とのテレビ会議で、『早ければ16日にもロシアが攻撃を開始するだろう』と述べた」と報じた。サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日、「ロシアがウクライナの首都キエフを急襲する可能性があることは明らかだ。ロシアがウクライナ領土の相当部分を占領しようとする非常に現実的な可能性がある」と話した。

一方、ロシア政府は、「米国が侵攻日まで指摘して虚偽の情報を流している」と反発した。ロシアのタス通信によると、ロシアのウシャコフ大統領補佐官(対外政策担当)は、米ロ首脳の電話会談の結果を説明し、「(ウクライナ)『侵攻説』をめぐる(西側の)緊張増幅が組織的に進行し、ヒステリーが頂点に達した」と主張した。 


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 カイロ=ファン・ソンホ特派員 weappon@donga.com