羽賀研二被告に懲役1年6月 偽装譲渡事件

羽賀研二被告
羽賀研二被告

 詐欺事件の被害賠償に充てられる不動産を偽装譲渡し、差し押さえを免れようとしたとして、強制執行妨害目的財産損壊などの罪に問われた元タレント、羽賀研二(本名・当真美喜男)被告(58)に那覇地裁(大橋弘治裁判長)は18日、懲役1年6月(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 会社役員の元妻、当真麻由被告(43)は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑同1年6月)とした。2人とも公判で無罪を主張していた。

 起訴状によると、平成29年1月、羽賀被告が所有する沖縄県内の土地や建物の所有権を麻由被告に移す登記申請をして、協議離婚に伴い譲渡したように装い、約3億9千万円の被害賠償を免れようとしたとしている。

 羽賀被告は未公開株売買をめぐる詐欺などの罪に問われ、懲役6年の判決が25年に確定。被害者が起こした訴訟で29年、賠償命令が確定した。服役中の昨年1月、偽装譲渡事件で逮捕された。

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