ラブドール無断購入で免職 徳島県職員がイベントに使用 「効果的なPR検討」

藍染めのPRイベントで展示された成人用玩具「ラブドール」(徳島県提供)
藍染めのPRイベントで展示された成人用玩具「ラブドール」(徳島県提供)

徳島県は8日、成人用玩具「ラブドール」を無断で購入し、平成29年に開いた藍染めのPRイベントで衣装を着せて展示したほか、不適切な会計処理で県の信用を失墜させたなどとして、林業振興課の係長(46)を懲戒免職処分にした。

県によると、観光政策課に在籍していた29年7月に約1カ月間、等身大のラブドールに藍染めの衣装を着せて展示した。購入費用は約42万円でラブドールであることは県には報告していなかった。「藍染めは地味なので、効果的なPRを検討した」と話しているという。ほかにも29年度~令和元年度に不適切な会計処理を行った。

係長はこれとは別に、イベントの物品製作名目で架空契約を結ぼうと虚偽文書を作成したとして、今年2月、徳島県警に虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検され、起訴猶予処分となった。

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