ニューオープンの話題のホテルから、次の旅に選びたい注目アドレスをご紹介!
自然のなかで心を解放して五感を蘇らせる ――とっておきの旅をするなら、海を目指す? それとも山? ニューオープンの話題のホテルから、次の旅に選びたい注目アドレスを紹介。『エル・ジャポン』11月号よりText KYOKO SEKINE(Goto,Okinawa,Niseko) ,NAOKO TERADA(Kochi,Awajishima,Toyama,Matsumoto) Photo NIK VAN DER GIESEN(Toyama)
潮風と太陽をあびて心も体もリフレッシュできるホテルをセレクト。
歴史と文化が色濃い祈りの島に新風を吹き込む癒やしのリトリート
2022年8月30日、グランドオーオープンを迎えたリゾート「五島リトリートray」に注目が集まっている。五島列島は長崎県西部に連なる島々。
写真/客室は5タイプ、全26室。すべてがオーシャンビュー、露天風呂付き。
歴史を紡ぐキリスト教会が原形のまま随所に残されていることから、2018年「長崎の教会群とキリスト教関連遺跡」としてユネスコ世界遺産に登録された。その祈りの島に相応しいホテル「五島リトリート ray」が扉を開ける。写真/食材自慢の料理を楽しめるダイニング。
海産物の宝庫である五島の海。リトリートでの食事はその海の恵みや地産地消の厳選食材を使用。仕上げには光をテーマにしたストーリーを合わせ、オリジナルの「光の和食」を提供。
また、豊富なアクティビティで自然に遊び、文化に触れる。海のスポーツ、山のトレッキング、教会巡りなど心穏やかに過ごせる癒しのリトリートの完成である。
写真/五島の海は懐かしい自然の青色。
写真/デザイナー、橋本夕紀夫氏の感性が光る館内。
DATA
五島リトリートray長崎県五島市上崎山町2877TEL.0959・78・55512名1室 ¥51,700~
公式サイトはこちら
楽天トラベル
海の美しさにうっとり! 斬新さ満載のリゾート滞在
日本のリゾート王国、沖縄の恩納村に“AQUA”(水)と戯れるさまざまなシーンを楽しむ豪華リゾートがオープンした。
写真/全室東シナ海に臨む客室。写真は4室あるプールスイートの一つ。
ホテル1階のアクアテラスにはプールやジェットバス、水盤、オープンエアバーも設置。
テラス全体に太陽との親和性を高めるゾーニングデザインが施され、朝からサンセットまで時間を問わずテラスのさまざまな場所で太陽が水面に映り込み、太陽とAQUAを存分に満喫できる。
写真/さまざまな楽しみ方ができるようデザインされたアクアテラス。
一方、メインダイニングでは中国料理が提供され好評だ。
写真/沖縄の食文化と中国料理を融合した独創的なレストラン。
77の客室すべてにオーシャンビューのジェットバスを完備し、部屋に居ながら毎夕、水平線に沈みゆく太陽のドラマチックなシーンとともに、感動的な一日が暮れる。
写真/プールスイート客室内。
アクアセンス ホテル&リゾート沖縄県国頭郡恩納村字冨着黒崎原86-1TEL.098・987・80311室¥38,000~
全室オーシャンビューの絶景リゾート
国指定・足摺宇和海国立公園内、名勝で知られる足摺岬までは車で5分ほど。地元で愛されてきた宿を大胆にリニューアルし、雄大なロケーションを舞台に新感覚のオーシャンリゾートに生まれ変わった。
写真/水平線に溶け込む絶景ロケーション。
目をひくのが浮遊感あるインフィニティスタイルのイタリアン「Azzurrissimo」。
青山で数々の名店を手がけてきた伝説のレストラトゥール(レストラン経営者)がプロデュースし、足摺の山や四万十川でとれる食材を生かしたメニューを提案。
写真/土佐牛や黒潮の恵みの海鮮など新鮮な食材を味わう。
2部屋のみのスイート「TheMana Room」は個室露天風呂、海を望むテラスを備えたリラックスした空間に。
アメニティは環境に配慮した製品のみを使用。ルームウェアもオーガニックコットン100%のDoberman Outfitsを使用するなど、サステナブルな姿勢も好印象。
写真/スイートルーム「TheMana Room」は80㎡の贅沢な空間。
写真/国立公園内に位置し、海山共に自然豊か。
※絶景の露天風呂からは夜、圧巻の星空も。
ザマナ・ヴィレッジ高知県土佐清水市足摺岬783TEL.0880・88・1111 2名1室 ¥20,900~
建築界の巨匠、坂茂が手がけた空中浮遊するアートなホテル
2022年4月、淡路島の丘の借景を生かした大胆すぎるデザインで登場した「禅坊 靖寧」。設計は坂茂氏。シンメトリーのシャープさと周辺の有機的な自然の融合の妙、まるでマザーシップのように浮かびあがる浮遊感は圧巻だ。
写真/全長約100mの空中建築。
「禅坊」と名付けられているとおり、ここは禅体験ができるのが特徴。
禅の思想を取り入れたデトックス&リトリートのワークアウトプログラム、男女別の満月・新月イベントなど自分と向き合うことを目的にした現代的な解釈の禅体験が新しい。
写真/自然と溶け合う「禅デッキ」。
「禅坊料理」は砂糖、油、乳製品、小麦粉、動物性食品を一切不使用。淡路島の恵みを生かし、野菜、山菜、発酵食品などをはじめ、地元産の食材も味わい深く、五感をととのえる滞在が心身に染み入る。
写真/醸造料理人の第一人者、伏木暢顕シェフ監修の料理。
写真/「起きて半畳、寝て一畳」の禅精神に基づく客室。
禅坊 靖寧兵庫県淡路市楠本 字場中2594-5TEL.0799・70・90871名2食付き¥48,000~
自然が織りなす四季の表情に魅せられて
写真/壮大な姿の羊蹄山と秋の麓に佇むレストランインギャラリー
ドラマチックな秋に染まる羊蹄山の麓の隠れ家
ニセコのシンボル羊蹄山の麓に広がる倶知安の町。「シグチ」のオーナーであるショウヤ・グリッグは、この倶知安の地で人生のトリロジー(三部作)と呼ぶプロジェクトを展開する。
まず2015年に第一章となるスタイリッシュな宿「坐忘林」を造った。そして今、第二章であるギャラリーステイ「シグチ」が誕生。築150年の壮麗な古民家を移築し、レストランインギャラリー「そもざ」、さらに5棟の古民家を美しく再生した客室が完成した。
写真/5室ともインテリアデザインが異なり広く贅沢な造り。
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