モネの絵画のように美しいことで岐阜県にある池が「モネの池」として人気を集めていますがそのモネの池を目指そうという取り組みです。津山市の衆楽園で池を覆うほどに茂り、景観や環境を悪化させていた植物を取り除く清掃作業が行われました。

■SNSで話題の「モネの池」を津山でも目指そう


水面が見えないほどに育った植物で覆われた津山市の衆楽園の池です。15日、津山青年会議所のメンバーや市民ボランティアなどが参加し、清掃作業が行われました。

(参加者)「水も含んでますし、根っこがついているので根っこも重たいです」
「根を抜くのと、ハスの種がとんがっていて、手に刺さったりして大変です」

今回初めて行われるという清掃作業です。水面の8割以上がスイレンやヒシで覆われている衆楽園の池は水が淀み、腐った葉や根などが溜まって、悪臭も発生しているといいます。

(津山青年会議所まちづくり委員会 眞木 祐治 委員長)
「これを継続的にやって、何年後かにモネの池に近づけたらいいなと思っています」

岐阜県の通称「モネの池」はクロードモネの代表作「睡蓮」のように美しいとSNSで話題になり、多くの観光客が訪れているため、衆楽園も「モネの池」のような美しい姿を目指しています。

(参加者)
「池をきれいにする作業はやりがいがあります。未来を想像すると、とても楽しみです」
「これからもっと浄化されて『モネの池』みたいになってくれたらいいなと思います」

池の水を半分抜き、約170人がかりで進められた作業は4時間半におよびました。今回の作業で池を覆っていた睡蓮などの約3割=10トンほどが取り除かれました。

(津山青年会議所まちづくり委員会 眞木 祐治 委員長)
「池をきれいにすることで、郷土愛を育んで、自分たちのまちは自分たちで作るという人を増やしていきたい」

透き通った水にスイレンが浮かぶ絵のように美しい池を目指して…津山市の観光地を生まれ変わらせる活動が動き出しました。