共産「パラリンピックの場合ではない」 首相に中止要求

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横山翼
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 共産党志位和夫委員長は19日の記者会見で、菅義偉首相宛てにパラリンピックの中止などを求める新型コロナウイルス対策の緊急提案を出したことを明らかにした。志位氏は「感染爆発、医療崩壊の時にパラリンピックをやっている場合じゃない」と批判した。

 志位氏は「東京五輪を開催したことが、国民に間違ったメッセージを伝え、今の感染爆発を招いた」と指摘。この日の参院内閣委員会の閉会中審査で、丸川珠代五輪相がパラリンピックに必要な医師はピーク時に約120人、看護師は約150人を想定していると答弁したことを念頭に、「300人いれば、臨時の医療施設をつくって配置すれば、たくさんの方を救うことができる」と強調した。

 小中学生らを対象にした「学校連携観戦プログラム」については、「無謀かつ危険極まりないことだ」として政府と都の姿勢を問題視し、中止を求めた。

 緊急提案では、パラリンピッ…

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