「五輪後の都内自宅療養者は3万人に迫る」京大試算[2021/07/29 11:30]

 自宅で療養する東京都内の新型コロナの感染者がオリンピックが終わるころには現在のほぼ4倍の3万人近くになる恐れがあると京都大学の西浦博教授が試算しました。

 都内の自宅療養者は28日に7348人となり、今年初めの第3波のピークの人数に近付きつつあります。

 西浦教授の試算によりますと、緊急事態宣言の効果がこのまま出なければ、オリンピック終了後の8月10日ごろには自宅療養者は3万人近くになるということです。

 ベッドが足りず、入院できない人が増えることなどが原因です。

 西浦教授は「過去の波でいうと一番の危機」としたうえで「オリンピック終了まで新たな対策を立てなければ、医療提供体制は相当厳しくなる」と危機感を示しました。

こちらも読まれています