国葬に弁護士と元自衛官有志が賛成声明「凶悪犯行を許さない」
9月27日に行われる安倍元総理大臣の国葬について、弁護士と元自衛官の有志が「凶悪な犯行を二度と許さない決意を明らかにする判断だ」などとして、賛成する声明を発表しました。
声明を発表したのは、弁護士と元自衛官の合わせて9人です。
このうち発起人の岡島実弁護士ら4人が15日、都内で会見を開き、「国葬の実施は凶悪な犯行を二度と許さない決意を明らかにする判断だ」として、政府の決定を支持する声明を発表しました。
その上で政府に対し、国葬の安全な実施に万全を期すように提言しました。
陸上自衛隊の元自衛官の矢野義昭さんは「事件は要人警護の体制に大きな疑問を投げかけた。国葬を安全に行うことは日本の信頼や国際的な威信を回復することになる」と訴えていました。
高池勝彦弁護士は国葬反対の活動について「安倍氏の政治的な評価は賛否あるかもしれないが、死者を悼むという心情はどこに行ったのかと悲しい思いがする」と話していました。
安倍元総理大臣の国葬をめぐっては「法的な根拠が不明確で国会の承認を経ていない」などとして反対の声もあがっています。