実際に対面することは叶わなかったものの、王室に嫁いだこと以外にも、キャサリン妃と亡きダイアナ元妃にはたくさんの共通点がある――それは、ファッションにおいても非常に影響力が大きく、堂々とした着こなしを世界に向けて披露しているということ。
悲劇的な死から約25年経った今でも、ダイアナ元妃の唯一無二の着こなしはいまだに色褪せない。なぜならキャサリン妃が、義母の過去の着こなしを参考にしつつ、モダンなアレンジで新たな風を吹き込んでいるから。
7月1日の元妃の生誕61周年を記念して、そんな2人のそっくり今昔ファッションをまとめてチェック！
Translation: Saeco.Y From TOWN&COUNTRY
2022年6月のロイヤルアスコットに「アレッサンドラ・リッチ」のドットドレスで現れたキャサリン妃を見て、ロイヤルファンの多くは、1988年のロイヤルアスコットで「ヴィクター・エーデルスタイン」のドレスを着ていたダイアナ妃を思い出さずにはいられなかったよう。
2022年2月、デンマークでの単独公務2日目に、1984年のダイアナ妃とよく似たグレーのコートをチョイスしたキャサリン妃。
黒の襟と袖が特徴のこちらは、お気に入りのブランドのひとつ、「キャサリン・ウォーカー」のもの。小物も黒でまとめて統一感を。
2021年5月にスコットランドで行われたイベントに、コバルト色の「ザラ」のブレザーと「ホープ」のプリーツスカートで出席したキャサリン妃は、「メティエ」のクラッチを合わせてダイアナ妃の着こなしを再現。
ダブリンで開かれたレセプションイベントに、ウィリアム王子と出席したキャサリン妃が着用した細かいドットのフューシャピンクのドレスは、「オスカー デ ラ レンタ」のヴィンテージ。
1983年7月のカナダ訪問から帰国した際の、ネイビー×フューシャピンクのドットドレスにラップウエストのブレザー姿を羽織ったダイアナ妃を彷彿させる。
パキスタンでの公務2日目にキャサリン妃が着用したのは、コバルトブルーのクルタ。
90年代にこの地に訪問したダイアナ妃の、ブルー×ゴールドのクルタとよく似ている。
2019年10月、パキスタンで公務中のキャサリン妃。同国のデザイナー「マヒーン・カーン」によるクリーム色のパンツとグリーンのスカーフで、「キャサリン・ウォーカー」のグリーンのチュニックコートをコーディネート。
ダイアナ妃が同地訪問の際に着用していた、グリーンのドレスが思い出される着こなし。
2019年10月、パキスタンのヌール・カーン空軍基地に到着したキャサリン妃。「キャサリン・ウォーカー」のブルーのカスタムドレスとパンツは、ダイアナ妃が同地の公式訪問で見せたスタイルにもよく似ている。
2019年9月、シャーロット王女の初登校に付き添ったキャサリン妃は、1992年にダイアナ妃がヘンリー王子を学校に送ったときに着ていたものに似た、フラワープリントのドレスで華やかに登場。
スコットランドを新婚旅行中、ツイードのトップにマッチしたスカートを着用したダイアナ妃、1981年8月。
そして2019年1月、キング・ヘンリーズ・ウォークガーデンに現れたキャサリン妃も、ツイードジャケット姿だった。こちらは「デュバリー・ブラッケン」のもの。
1985年、ダイアナ妃は「キャロライン・チャールズ」の赤いタータンチェックのスカートスーツを着用。
2018年12月にロンドンで行われたイベントにキャサリン妃は、「エミリア・ウィックステッド」のAラインスカートをまとって登場した。
1996年6月、シカゴのフィールド自然史博物館に「ヴェルサーチェ」のパープルのドレスでやって来たダイアナ妃。
いっぽう、2011年7月にカナダの建国記念日のお祝いにキャサリン妃が着用したのは、「イッサ」のドレス。
1983年のダイアナ妃のドレスと、2011年10月のオランダ訪問時にキャサリン妃が着ていた「キャサリン・ウォーカー」のスーツは、ともに爽やかなライトブルー。
ストラップレスのブラックドレスを着用し、ロンドンのゴールドスミスホールへやって来た1981年のダイアナ妃。
胸元のラッフルなどのディテールが、キャサリン妃が2011年にサン・ミリタリー・アワードで着用した黒のベルベットドレスにそっくり。
1983年4月、ニュージーランド訪問時にダイアナ妃が着用していたのは、ピンタックスリーブのロイヤルブルーのドレス。
2018年10月に帝国戦争博物館を訪問したキャサリン妃の「ジェニー・パッカム」のドレスも、鮮やかなブルーだった。
1995年にダイアナ妃が着用したクラシックなショートスリーブスーツは、「ヴェルサーチェ」のもの。
いっぽう2012年、バッキンガム宮殿のガーデンパーティでキャサリン妃が着用したのは、「エミリア・ウィックステッド」のコートドレス。ともにベビーピンクがなんとも愛らしい。
ダイアナ妃が着用したベルベットのラペルのコートは、2018年10月にキャサリン妃が着用した「スマイス」のグレンチェックのブレザーとよく似ている。
キャサリン妃の場合は、黒のタートルネックとデニムを合わせて。
1983年、オーストラリアのパースでピンクのドット柄ドレス姿を披露したダイアナ妃。
キャサリン妃は2017年のトゥルーピング・ザ・カラーで、似た色合いの「アレキサンダー・マックイーン」のドレスを着用。
ゴールドのビーズがちりばめられた真っ赤なストラップドレス姿のダイアナ妃、1981年。
2006年のキャサリン妃は、赤にゴールドのドット柄のホルターネックドレス姿で、ポロの試合観戦へ。
1993年、ドット柄ドレスと白いジャケットでウェールズを訪問したダイアナ妃。
キャサリン妃も、2011年の結婚式前日に、プリントドレスと白いジャケットを合わせていた。
1995年にリバプールを訪れたダイアナ妃は、オレンジ色のスカートスーツに黒のベルトでウエストマーク。
いっぽうキャサリン妃は2011年、赤のスカートスーツを同じく黒のベルトでウエストマークしていた。
