vol.1371 条件にあった照明器具を選ぶ

この夏、我が家で行った照明環境改善作戦。
いよいよ照明器具を選びます。

尚、この照明環境改善作戦(長っ)を行うことになったきっかけと経緯は以下の通りです。
・家の中のアクシデントで母が右目の視力を失ってしまった
・原因は照明環境
・現状リサーチ
・改善の条件の明確化
・改善条件に合わせた照明方法の決定

〈vol.1364 I’m back!〉
https://bit.ly/3ulcdqN

〈vol.1365 痛恨の極み〉
https://bit.ly/3Rcahdb

〈vol.1366 夜間の照明環境を見直す〉
https://bit.ly/3Rkok0y

〈vol.1369 我が家の照明環境を改善する条件 〉
https://bit.ly/481BdSz

〈vol.1370 次に考えるのは照明方法〉
https://bit.ly/3NfvalD

というわけで、次のプロセスは照明器具の選択です。

改善の条件は、従来の照明器具を交換するのみ。
そのため、照明方法は天井から光を照射するという方法。

従って、照明器具は天井灯(シーリングライト)ということになります。
あっそうそう、廊下はブラケット(壁付け照明)でした。
でも設置されている位置は割と高く、廊下の幅は狭いので、照明効果としては天井灯に近い感じです。

ところで、今回の改善目的においては、照明器具の使い方に二通りの考え方がありました。

ひとつは、就寝時に該当する箇所の照明器具のスイッチを入れて点けっぱなしにするという方法。
「点けっぱなしだなんて勿体ないっ!」
と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、従来の光源に比べてLEDの消費電力は相当少なくなっているので、電気代はそれほどかかりません。
安全のための保険と思えば知れたものです。

とは言え、実際に活用する時間はほんのわずかなのに、一晩中点灯するのは落ち着かない。
そして、毎晩就寝時にスイッチを入れるという今までには無かった行動が上手く習慣化できるか心配。
そんなことから『点けっぱなし案』はボツとなりました。

というわけでもう一つの案、人感センサーで往来のたびに自動点灯させるという方法を採用することにしました。

「さ~て、人感センサー付きの器具はどれかしら…」
と意気揚々と器具メーカーのカタログをめくりはじめたものの、早々にギブアップしてしまいました。

・人感センサーが内蔵されている器具
・別置の人感センサーと接続可能な器具
・人感センサと接続できない器具

とタイプの異なる器具があり、組合せや連動性、何をどう選んだものかとと困惑してしまったのです。

ところがカタログの説明(これが細かい字なのよ、泣)を読んでもよくわからない。
そこでメーカーの方にご来訪いただいて相談し、ようやく選ぶことができました。

ちなみに、両親は照明器具の姿かたちに対する希望は特になく、結局、極シンプルなデザインの器具を選びました。

その後程なくして取付工事も無事完了し、新しい照明環境での生活が始まりました。

さて、この人感センサー付き照明器具での新生活は如何なものか。
これが、両親も私も大満足!

次回は、その使用感についてお話ししましょう。

(つづく)

*12月7日、8日は出張のためにお休みします。次回の配信は12月11日です。

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