26日、宮城で女子駅伝日本一の座をかけたクイーンズ駅伝が行われる。
各チームからオリンピックや世界陸上の代表が多数出場する日本最高峰の舞台。前回16年ぶり二度目の優勝に輝いた資生堂が史上9チーム目の連覇に挑む。

6区間、42.195km(スタート:松島町文化観光交流館前⇒フィニッシュ:弘進ゴム アスリートパーク仙台)に渡るレースと共に、たすきをつなぐ5つの中継所のドラマも見逃せない。去年から全中継所を女性アナウンサーが実況を担当し、今大会も5人がチームの想いをつなぐタスキリレーを伝える。今回、実況を担当する佐々木舞音アナウンサー(入社3年目、第1中継所実況)、篠原梨菜アナウンサー(入社5年目、第3中継所実況)、日比麻音子アナウンサー(入社8年目、第5中継所実況)の3人に注目ポイント、見所を聞いた。

クイーンズ駅伝【区間】
1 区(7.0km)松島町文化観光交流館前~塩竈市地域活動支援センター前
ー(第1中継所/実況:佐々木舞音アナウンサー)
2 区(4.2km)塩竈市地域活動支援センター前~NTT 東日本塩釜ビル前
ー(第2中継所/実況:若林有子アナウンサー)
3 区(10.6km)NTT東日本塩釜ビル前~富士化学工業前
ー(第3中継所/実況:篠原梨菜アナウンサー)
4 区(3.6km)富士化学工業前~聖和学園高等学校前
ー(第4中継所/実況:山形純菜アナウンサー)
5 区(10.0km)聖和学園高等学校前~仙台第二高等学校前
ー(第5中継所/実況:日比麻音子アナウンサー)
6 区(6.795km)仙台第二高等学校前~弘進ゴム アスリートパーク仙台

第1中継所はレースに勢いを

混戦が予想される第1中継所を担当し「選手の皆さんの想いを胸に、レースに勢いをつけられるよう頑張ります」という佐々木アナウンサーのイチ推しは、前回大会で優勝の「資生堂」だ。

佐々木舞音アナウンサー(入社3年目、第1中継所実況)

佐々木舞音:
注目ポイントは“美しく、力強い走り”です。チームのモットーは“強く、速く、美しく”パリ五輪マラソン代表の一山麻緒(26)など、実力者が揃う資生堂。史上9チーム目の連覇を目指して、バッチリ弾ける笑顔、そして力強い走りに注目です。

熱い思いが交錯する第3中継所

第3中継所を担当し「選手の皆さんの走り、熱い思いをしっかりと伝えられるよう言葉を使って頑張ります」と意気込む篠原アナウンサーの注目は日本郵政グループの廣中璃梨佳(22)だ。

篠原梨菜アナウンサー(入社5年目、第3中継所実況)

篠原梨菜:
“絶対的エース”、チームを引っ張る“エース”廣中選手は、これまで5回出場し4度の区間賞。今年の世界陸上では10000mで7位入賞、アジア大会では2種目で銀メダル(5000m、10000m)、チームを3年ぶりの日本一に導く走りを見せてくれるか注目です。

アンカーに繋げる第5中継所

第5中継所を担当し「実況のタスキ、アンカーとしてしっかりと繋ぎます」という日比アナウンサーは一昨年から中継所実況を担当し今回で3回目となる。初実況の年に優勝した「積水化学」をイチ推しに挙げる。

日比麻音子アナウンサー(入社8年目、第5中継所実況)


日比麻音子:
注目ポイントは“過去最高のハイレベルなチーム”。東京五輪10000m代表の新谷仁美(35)を始め、今年の世界陸上マラソン代表の佐藤早也伽(29)、卜部蘭(28)など日本代表経験のある選手が6人もいます。新谷選手も“みんなを信頼している”と力強く話してくれました。それぞれ実力が上がった選手たちは一つの仲間となってどんな走りを見せてくれるのか、ご期待ください。

26日号砲、宮城県が誇る日本三景・松島から始まる25チームが繰り広げる真剣勝負。女性ランナーたちの走りや息遣いを、中継所を担当する女性アナウンサーたちが伝える。

【出場チーム一覧】25チーム
■クイーンズ8(前回上位8チーム)

1 資生堂 8年連続32回目
2 積水化学 15年連続25回目
3 JP日本郵政グループ 9年連続9回目
4 エディオン 6年連続30回目
5 ダイハツ 16年連続33回目
6 豊田自動織機 16年連続17回目
7 パナソニック 24年連続35回目
8 第一生命グループ 3年連続27回目
■プリンセス駅伝上位16チーム
優勝 岩谷産業 3年連続3回目
2位 ルートインホテルズ 6年連続7回目
3位 大塚製薬 6年連続11回目
4位 九電工 13年連続32回目
5位 天満屋 32年連続32回目
6位 日立 5年連続27回目
7位 ヤマダホールディングス 15年連続18回目
8位 三井住友海上 5年連続29回目
9位 ユニクロ 3年連続12回目
10位 ニトリ 2年ぶり2回目
11位 キヤノン 2年ぶり7回目
12位 スターツ 7年連続14回目
13位 センコー 初出場
14位 ユニバーサル 17年連続17回目
15位 京セラ 2年ぶり31回目
16位 しまむら 3年連続17回目
■MGC出場権獲得者を有する特別措置
ワコール(24年連続31回目)