かつて“英国で最も嫌われた女”と称されたカミラ王妃は、数々のバッシングにも屈せず、結局のところ再婚して王妃の座もゲットした強者。最近は良い人だというエピソードも時々出てくるし、世論も良き方向に行っているけれど…ある意味でカミラ王妃らしい“でしゃばり”なエピソードが集結。
【1】夫が主役の戴冠式に、“元夫”を出席させる予定
英タイムズ紙によると、カミラ王妃の元夫アンドリュー・パーカー・ボウルズは、チャールズ国王と元妻カミラ王妃の戴冠式の招待状を受け取り、出席するという。
1973年に結婚し、1995年に離婚したカミラ王妃とアンドリュー。2人は破局後もいい関係を続けてきたようで、カミラ王妃の友人は「2人はしょっちゅう一緒にランチを食べているし、そばにいる」とサンデー・タイムズ紙に語っている。
かつての家族と仲良しなのはいいが、今回の式は簡略化がすすめられ、前回の式よりもゲストの数が大幅に削減されている。にもかかわらず王妃の元夫が出席するとはいかがなものかとの意見もあり、注目が集まっている。
【2】戴冠式の全過程に深く関与。“クイーン”の呼称についても画策か
カミラ王妃は自分の存在感を印象付けるためか、戴冠式の準備に特に気を配っているよう。
英ミラー紙によると、「カミラ王妃は戴冠式の全過程に深く関与していて、自身の要求事項がしっかりと反映されているか隅々まで確認している」のだとか。自分の“王妃”としての存在感を見せつける意図があるのだろうか。
“王妃”と言えば、2023年4月、イギリス王室が公開した戴冠式の招待状によると、公式の場で初めて、カミラ王妃に「王妃（Queen）」の称号が使われた。
2005年に当時のチャールズ皇太子と再婚した際、国民感情を配慮して、チャールズが国王になったら王妃（クイーン・コンソート）ではなく、国王夫人（プリンセス・コンソート）になる、と王室が発表したが、2022年2月、エリザベス女王は「チャールズ皇太子が国王に即位する際には、カミラ夫人が“王妃”と呼ばれることを願う。」とのメッセージを公開。
世論、イギリスメディアも含めて少しずつ支持者を増やしてきたとされるカミラ王妃。女王の決断にも影響するほど、うまく立ち回ったのかも。
【3】王の配偶者として、フィリップ王配よりも戴冠式での出番が多い予定
5月6日の戴冠式では、チャールズ国王と共にカミラ王妃も戴冠する。英国で王妃が戴冠するのはほぼ1世紀ぶりで、1937年に行われたエリザベス女王の父、ジョージ6世の戴冠式以来初めて。
ちなみに、1953年に行われたエリザベス女王の戴冠式では、戴冠したのは女王だけで、夫のフィリップ王配は戴冠しなかった。制度上、王妃とは異なり女王の夫が戴冠することはなく、男性君主の妻は王妃になるが、女性君主の夫にはそれに当たる称号がないため、「王配」と呼ばれたという経緯がある。
カミラ王妃は自らも戴冠することから、フィリップ王配より確実に出番が長くなるようだが、他にもどんな風に注目を浴びる場面があるのか本番が楽しみだ。
【4】戴冠式で自分の孫らに大役を。今後“準ロイヤルファミリー扱い”か？
スリム化が叫ばれている戴冠式だが、元夫だけでなく、カミラ王妃の家族は多数出席予定。前夫との長男トム・パーカー・ボウルズと長女ローラ・ロープス、それぞれの家族、王妃の姉と甥姪、王妃の兄の子（姪）も出席の見込みだとか。
さらに、出席させるだけではなく、ジョージ王子と同じページ・オブ・オナーという大役を担わせることにした。ページ・オブ・オナーとは、戴冠式で国王夫妻の手伝いをする役割で、カミラ王妃の3人の孫である双子ガス＆ルイス・ロープスと、フレディ・パーカー・ボウエルズ、大甥のアーサー・エリオットが担う予定だ。
2011年のウィリアム皇太子とキャサリン妃の結婚式では、彼女の孫の一人であるエリザ・ロペスも参列し、キャサリン妃のブライズメイドを務めさせたことも。写真でチャールズ国王が抱いているのが、カミラ王妃の孫エリザ・ロペス。バルコニーサービスにて。
戴冠式を機に、カミラ王妃は今後ますます、孫をはじめ、自分の家族を王室イベントに参加させたり、準王族扱いをさせるのでは？との懸念の声が上がっている。
【5】ダイアナ妃の結婚式に、“タブー”なほぼホワイトを着て出席
1981年7月29日、チャールズ皇太子＆ダイアナ妃（当時）のロイヤルウェディングが執り行われた。見つけられるだろうか？ この写真の中の前から3列目に座り、まっすぐ前を見つめるカミラ妃の姿を...。ダイアナ妃がのちに作家アンドリュー・モートンに語ったところによると、ダイアナ妃はバージンロードを歩く際、列席者の中からカミラ王妃のことを探したのだとか。
カミラ王妃が出席した事実もさることながら、結婚式ではタブーとされる白に近い淡いグレーの装いだったことも話題に。この時のファッションの詳細は明らかにはなっていないが、花嫁と同じ白っぽい装いをすることで、この結婚に対する小さな抵抗をしたのでは、との予想も。
【6】シャネル愛用の理由は、チャールズ＆カミラのイニシャルだから
2020年6月、第二次世界大戦に関する記念式典に参加したカミラ王妃が履いていた、黒×ベージュのバイカラーなシャネルのパンプス。少なくとも2005年からこのシューズを長年愛用しているのは、チャールズ＆カミラを意味する、シャネルのダブルのCロゴがキレイに見えるからと言われている。
一方のダイアナ妃は、シャネルを避けていたそうだ。別居まではあまりシャネルを多く身に着けていなかったし、1996年にファッションデザイナーが打ち合わせでシャネルの靴を見つけ、ダイアナ妃にドレスに合うとすすめたところ、「ダブルCにリンクした物は履けないわ。カミラとチャールズを意味するから」と答えたのだとか。
【7】結婚祝いに、チャールズ皇太子に“意味深”カフスをプレゼント
カミラ王妃は、チャールズ皇太子（当時）とダイアナ妃の結婚祝いに、チャールズ皇太子にシャネルのカフスをプレゼントした。1981年8月、新婚旅行先で、チャールズ皇太子の手首にカフスボタンがついているのをダイアナ妃が発見。「カミラがくれたの？」と尋ねると、「そうだよ。それのどこが悪いの？ ただの友達からのプレゼントだよ」答えたのだとか。
カミラ王妃からのプレゼントを新婚旅行で身に着けるチャールズ国王も“なかなか”だけれど、自分たちを意味する2つの“C”が絡み合ったデザインをあえて贈り、自分の存在を見せつけたとカミラ王妃はもっとスゴイ！
【8】エリザベス女王に認められる前に、カップルとして公の場に出た
1999年1月、ロンドンのリッツ・ホテルでカミラの妹アナベルの50歳のお祝い会をした際、カミラ王妃はチャールズ国王と初めて一緒に登場した。到着は別々だったものの、パパラッチからファンまで200人以上が集まる中、帰りは一緒に退場。この写真は、カップルとして公の場に出たモーメントである。
この時はまだエリザベス女王には対面しておらず。女王に挨拶もなしに既成事実を作ったのか？
この時のカミラ王妃、ほくそ笑んでいるように見えるのは気のせいだろうか。
翌年の2000年8月、カミラ王妃も同席するギリシャ国王コンスタンティノス2世の60歳のお祝いに、エリザベス女王も出席したことから、女王がこの時までに2人の関係を認めたのではと言われている。この2000年頃から、カミラ王妃はチャールズ国王の公務に同行するようになった。
【9】ダイアナ妃と直接対決し、怖すぎる嫌味を言い放つ
テレグラフ紙によると、カミラ王妃は1989年にダイアナ妃と対峙し、「あなたは欲しいものをすべて手に入れている。世界中の男があなたに恋し、美しい子どもが2人いる。他に何が欲しいの？」と言ったそう。
これだけでも既に相当怖いのだが、続けてダイアナ妃の「私の夫が欲しい」との発言に、「私が邪魔をしていて残念ね。あなたたちにとっては地獄でしょうね」ともはや開き直ったかの返答。怖すぎる。
【10】チャールズ皇太子との関係が煮え切らないまま、アンドリューとさっさと結婚
チャールズ国王とカミラ王妃は1970年に出会い、ポロの試合を一緒に楽しむなど交際を始める。チャールズはカミラを深く愛するようになったが、プロポーズを引き伸ばしたため、1972年にチャールズ国王が海軍に入隊したことで、関係を解消へ（王室はチャールズ国王とカミラ王妃の関係が終わることを望んでいて、海軍に送り出したのはそのためだったとの噂も）。
その翌年の1973年、カミラ王妃は元カレだったアンドリューとすぐに復縁、3月に婚約、そして7月に結婚にまで至るというスピード婚を成し遂げた。
チャールズ国王と出会う前に、アンドリューと付き合っていたものの別れ、アンドリューはその後アン王女（チャールズの妹）と付き合い始めた。そのせいか、カミラ王妃がチャールズ国王と短期間交際したのは、アンドリューへの仕返しの為だったとも言われている（チャールズ国王の方は、当時からカミラ王妃に本気だったようだが）。
チャールズ国王はアンドリューとは友人関係で、アンドリューの交際相手アン王女はチャールズ国王の妹…カミラ王妃をめぐる三角関係？四角関係？ 複雑怪奇で衝撃的！
この写真は、2018年のロイヤルアスコットにて、かつての元カレ＆元カノ同士のアン王女とアンドリューが談笑中。今も交流がある。
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