愛知)河村市長「中学校給食考える勉強会」に意欲

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堀川勝元
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 名古屋市河村たかし市長は27日、全ての市立中学校に調理場を設け、学校給食導入を検討するための勉強会を立ち上げる考えを表明した。「子ども食堂にもキャリア教育にも使える」と述べたが、課題は多く、実現するかは不透明だ。

 市教委によると、市立中学校111校のうち110校で「スクールランチ制」をとっている。日替わり定食形式の「ランチメニュー」や弁当形式の「ランチボックス」を食べるか、各自で持参した弁当にするか選べる仕組みだ。市立小学校では学校の調理場で作った給食を提供するのに対し、中学校には調理場がなく調理委託した7社の工場から運ばれている。

 27日の市議会本会議で、松井良憲市議(自民党)は「ランチボックスは冷めておいしくない」「弁当だと夏場は食中毒が気になる」などとして中学校での給食を求める保護者の声が多いと指摘。今後、小規模校が統合されて中学校に小学校が併設された場合に「中学校にも給食提供を検討すべきだ」と質問した。

 河村市長は「一つになるなら…

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