2011年にストレス発散のためにブログを始めたところ、その投稿が何人かの編集者の目に留まり、彼らの刊行物で何か書かないかと誘ってくれることになった。知らないうちに、私の副業は目を出していたというわけだ。
本業のストレスが溜まり、ついに健康問題が出たときには(パニック発作だったが、そのときはまるで心臓発作かと思った)、パートタイムでやっていた執筆業を、フルタイムでやる覚悟はすでに出来ていた。キャリアを転向することは怖かったが、偉大な先人は何人もいる。映画監督のエイヴァ・デュヴァーネイやファッションデザイナーのヴェラ・ウォン、シェフのジュリア・チャイルド。彼女たちは皆キャリア半ばで転向し、全く異なる分野で成功を収めた女性たちだ(デュヴァーネイは30代前半で監督を始めるまでは広報として働いていた。ウォンは17年間、『ヴォーグ』の編集者だった。そして、チャイルドは小説家を目指していた)。彼女たちをお手本に、私も執筆とコネクション作りをコツコツ続けて、間もなくフルタイムのフリーランスのライターになることができた。
ここではキャリアチェンジを考えている女性に向けて、変化のきっかけを与えてくれるであろう、4つのヒントを紹介しよう。