博士を取るとどういう人間になることができるのか?博士を取る意味ってなんなんだろう?博士の後のキャリアをどうしようか?そういった問いへの答えを求めて本書を手にした学生も多いのではないだろうか。自分もその一人だが、得られるものはあったように思う。特に、p.15のPh.D.=Doctor of Philosophyの「哲学」について解説されている箇所が自分にとっては目から鱗であった。この節の話題提供者によれば、「哲学」というのは、問いを解くことを喜ぶことであり、博士課程とは、問いを立てたり与えられ、それを解きあかし、検証し、発表し、またそこから問いを立てていくーーこうしたビジネスにもアカデミアにも通底する普遍的な能力(最近流行りの言葉で言えば”transferrable skill")を身につける教育機関なのである。
他の話題提供者の方からも自分の大学院生活に示唆的な情報を得ることができた。一応断っておくが、この書籍に登場する人は大半が理系の人であり、当方は文系である。

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博士号の使い方 単行本(ソフトカバー) – 2009/3/30
incu-be編集部
(編集)
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社リバネス出版
- 発売日2009/3/30
- ISBN-104903168166
- ISBN-13978-4903168166
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登録情報
- 出版社 : リバネス出版 (2009/3/30)
- 発売日 : 2009/3/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 199ページ
- ISBN-10 : 4903168166
- ISBN-13 : 978-4903168166
- Amazon 売れ筋ランキング: - 221,378位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年4月7日に日本でレビュー済み
この本では、いろいろな人が3つの章に分けられて紹介されていました。
第1章:博士号を取得して、研究者になった人
第2章:博士号を取得して、企業で研究している人
第3章:博士号を取得したのに、全く別の分野で活躍してる人
博士号を取得したら、研究者になる人ばかりだと思っていましたが
これまで知らなかった博士号取得者のキャリアパスを知る事ができて、とてもためになりました!
博士課程の学生、博士課程に進学しようとしている学生(ひょっとしたら、子供が博士課程に進学して、不安な日々を送っている親も)、是非読むべき一冊だと思いました。
自分が学生の時にも、この本があれば…
第1章:博士号を取得して、研究者になった人
第2章:博士号を取得して、企業で研究している人
第3章:博士号を取得したのに、全く別の分野で活躍してる人
博士号を取得したら、研究者になる人ばかりだと思っていましたが
これまで知らなかった博士号取得者のキャリアパスを知る事ができて、とてもためになりました!
博士課程の学生、博士課程に進学しようとしている学生(ひょっとしたら、子供が博士課程に進学して、不安な日々を送っている親も)、是非読むべき一冊だと思いました。
自分が学生の時にも、この本があれば…
2009年4月21日に日本でレビュー済み
この本を読んで、研究職以外にも博士号を生かせる方法があることがよく分かりました。
博士号をとるために大変な苦労をしているにもかかわらず、さらに自分のあり方について悩む時期を迎えている博士課程の学生にはとても良い教本になっていると思います。
研究室にいて、研究しかやることがないんだろうかと感じている人がいれば是非読んでみてください。
研究以外の道を考えることもその人のあり方です。
自分はこれを読んで、今の研究としっかり向きあいつつ、研究以外の視野を持ったまま博士号を取得しようと決心しました。
博士号をとるために大変な苦労をしているにもかかわらず、さらに自分のあり方について悩む時期を迎えている博士課程の学生にはとても良い教本になっていると思います。
研究室にいて、研究しかやることがないんだろうかと感じている人がいれば是非読んでみてください。
研究以外の道を考えることもその人のあり方です。
自分はこれを読んで、今の研究としっかり向きあいつつ、研究以外の視野を持ったまま博士号を取得しようと決心しました。
2010年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルにつられて買ってみたが、生命系の方の話しか集められておらず、内容として参考にはなったが、理工系の人にとって直結する本ではなかったのが残念だった。
2009年4月8日に日本でレビュー済み
ここ最近で、一番お勧めの本。
大学、企業をはじめ様々な場所で活躍する博士を持った人たちの取材記事はとても読み応えがありました。
それぞれの人の価値観ややっている内容は全然違うのに、
常に前向きでチャレンジし続ける姿勢は変わらないという印象を受けました。
取材をした人にも博士号を取ってる人がけっこういて、
研究室にいた人なら共感できる内容なんじゃないかと思います。
大学、企業をはじめ様々な場所で活躍する博士を持った人たちの取材記事はとても読み応えがありました。
それぞれの人の価値観ややっている内容は全然違うのに、
常に前向きでチャレンジし続ける姿勢は変わらないという印象を受けました。
取材をした人にも博士号を取ってる人がけっこういて、
研究室にいた人なら共感できる内容なんじゃないかと思います。
2021年1月23日に日本でレビュー済み
例にあがっている人のほとんどが東大や京大と旧帝大エリートの学歴であり、もっと普通の人たちの博士号の事例を知りたい